|
CBR250Rというネーミングを聞くと、カムギアトレーンを採用し18000回転という超高回転型の250cc4気筒エンジンを搭載したレーサーレプリカモデルが頭に浮かんでしまうライダーは、もはや旧世代。今回、同名で復活したCBR250Rは、近未来的なデザインを纏ったシングルスポーツバイクだ。PCXに続くグローバル戦略モデルということで、世界中のライダーに受け入れられるために、価格や品質を入念にリサーチしたうえで誕生したモデルでもある。
印象に残るデザインは、実際にまたがると非常にコンパクトに纏まっており、ビギナーライダーであってもとっつきやすい。DOHCエンジンを搭載するバイクで世界初となるローラーロッカーアームを採用したエンジンを始動すると、思いのほか元気な排気音を轟かす。走り出してまず感じるのは、その軽さだ。やや前傾姿勢となるポジションだが、身長178cmの私でも窮屈ではなく自由度も高い。エンジンが温まってきたことを確認し、スロットルを全開にする。ピックアップが良く高回転まで一気に針が振れる。シャシーと足回りもバランスが良く、とても入念に開発されたことが伺える。
軽さとパワー感、そして全体のバランス。これらの相乗効果により、とても楽しいファンバイクに仕上がっている。通勤に使ってもツーリングに出ても、とても充実した時間をくれることだろう。生まれて初めてのバイクに選ぶこともお勧めできるし、ビッグバイクじゃなくてはつまらないと思っているライダーにも乗って、バイクの楽しさを再確認して欲しい一台だ。
|
低回転から高回転域までストレス無く上昇する新開発DOHCシングルエンジン。ロードスポーツモデルとの相性はもちろん、これをベースに他ジャンルへの拡張も期待できる。
日本
カナダ
台湾
イタリア
スウェーデン
ドイツ
イギリス
オーストリア
フランス
アメリカ
インド
スペイン
タイ
