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![]() ![]() ![]() ![]() 80年代を語る上で、欠かせないのがレーサーレプリカブームだ。レース人気の高まりと歩調を合わせ、ワインディングを攻めて楽しむライダーが激増。そして、峠好きのライダーから絶大な支持を受けたのが『レーサーレプリカ』と呼ばれるバイク達だ。レーサーをイメージさせるフルカウルを身にまとい、過激な動力性能と運動性を持たされたマシンが、街に峠に溢れたのだった。 ![]() 水冷2ストローク2気筒 247cc ![]() 市販車としては初めてアルミ角パイプフレームを採用。レーサーレプリカが過激化する切っ掛けとなった一台。兄弟車に2ストロークスクエア4エンジンを搭載するRG400/500Γも存在する。 ![]() 油冷4ストロークDOHC4気筒 749cc ![]() 空冷の究極進化形ともいえる、スズキ独自の油冷エンジンを搭載。乾燥重量で179kgという、当時の400ccクラス並みの軽さは驚きをもって迎えられた。1992年モデルからは水冷エンジンを搭載、現在もGSX-Rの名前は継承されている。 ![]() 水冷2ストロークV型2気筒 249cc ![]() 抜群の戦闘力の高さで、圧倒的な人気を誇ったレーサーレプリカの象徴。大きく4世代が存在するが、それぞれ乗り味とキャラクターに個性があり、各世代とも人気が高い。写真とスペックは1996年発売の最終モデルNSR250R SEのもの。 ![]() 水冷4ストロークDOHC4気筒 749cc ![]() 世界スーパーバイク選手権用のホモロゲーションモデルとして、TT−F1レーサーYZF750とほぼ同じ車体構成で登場。国内500台限定で販売された。通称の“OW01”は開発コード。 ![]() ![]() ![]() ![]() オフロードの世界にもニューモデルが続々と登場したのがこの時代だ。その中でも、モトクロッサー的な高出力がウリの2ストローク車と、トレール向きの扱いやすい4ストローク車の二分化が進んだ。 ![]() 水冷2ストローク単気筒 199cc ![]() 手頃な車格と2ストロークエンジンならではのパワフルな走りで、多くのファンを集めたデュアルパーパスモデル。写真とスペックは1991年発売の後継モデルDT200WRのもの。 ![]() 空冷4ストロークSOHC単気筒 223cc ![]() モトクロス的な速さでなく、悪路での走破性を追求したデュアルパーパス。足着きと取り回しが良く、多くの人に愛された。1995年モデルからはセルモーターを装備。写真とスペックは2002年モデル。2005年には後継モデルのセロー250も登場。 ![]() 水冷4ストロークSOHC V型2気筒 742cc ![]() パリダカールラリー出場車NXR750をモチーフにした大型デュアルパーパス。デビュー時は650ccエンジンを搭載していた。写真とスペックは1999年発売の最終モデル。 ![]() ![]() ![]() ![]() 速さがセールスポイントのマシンは、パフォーマンスで勝る後発モデルの登場で忘れ去られていくことが多い。だが、そこで必ずしも過去の存在となるとは限らない。その代表格がカワサキのGPZ900R。同車は、性能面で第一線を退いた後も高い人気を維持し、生産が終了した現在もカスタムバイクの世界では主役を張る一台だ。その理由は、やはり秀逸なデザインにあるのだろう。そのマシンにしかない個性と存在感があれば、時代を超える名車足り得るのだ。 ![]() 水冷4ストロークDOHC4気筒 908cc ![]() デビュー当初は世界最速を競うモデルであったが、速さで勝るマシンが登場してもその存在感が揺るぐことはなく、“ニンジャ”という独自の世界を確立している人気モデル。写真とスペックは2000年モデルのマレーシア仕様。 ![]() 水冷4ストロークDOHC V型4気筒 1,198cc ![]() Vブーストを採用したV型4気筒エンジンを搭載。当時、ゼロヨン世界一の加速力を誇った。既存のアメリカンスタイルのクルーザーとは、一線を画すデザインも人気の一因。 ![]() ![]() ![]() ![]() ゼファーの登場は、ある意味衝撃だった。ハイメカ全盛の時代に、エンジンはローパワーな空冷四気筒。昔ながらのアップライトなポジションに、リアサスにはローテクなツインショックを採用と、時代に逆行したようなゼファーだったが、「これを待っていた」とばかりに多くのライダーの支持を受けた。ネイキッドが多数派となっている現在のバイク界をみても、このゼファーの登場が、その後のバイク業界に大きな影響を及ぼしたことは明白である。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 399cc ![]() 行き過ぎたレーサーレプリカブームへのアンチテーゼとして生まれた、速さよりテイストを重視したロードスポーツ。その後、日本のバイクの主流となるネイキッドの源流となった1台。 ![]() 水冷4ストロークDOHC4気筒 399cc ![]() 圧倒的な販売台数を誇る400ccネイキッドのベストセラー。1999年モデルからは可変バルブ機構HYPER VTECを搭載。2005年にはハーフカウル装備のCB400スーパーボルドールが追加された。写真とスペックは2002年モデルのもの。 ![]() ![]() ![]() ![]() 80年代後半から90年代にかけて、今までに存在しなかったバイク乗りが登場する。「ストリート系」ライダーである。それまで、陰に隠れていたスタイリッシュなバイクを発掘し、人気車種へと押し上げたのはストリート系の功績。TWやFTRのスカチューン、ビッグスクーターの流行は彼らの存在なくしては語れない。その新しいセンスは、カスタムカルチャーの世界でも大きな役割を果たしているのだ。 ![]() 水冷4ストロークSOHC V型2気筒 398cc ![]() ビッグバイク並みの車格を持ち、400ccクラスに本格的なクルーザーの概念を確立した。スティードの登場以降400ccクラスのクルーザーは人気カテゴリーとなる。エンジン以外の諸元がほぼ同一の600ccモデルも存在する。 ![]() 水冷4ストロークSOHC単気筒 249cc ![]() ビッグスクーターが盛り上がりつつあった1995年にデビュー。1999年に登場した二代目モデルで人気が爆発、ブームを牽引する存在となった。スクーターカスタムの火付け役でもある。 ![]() 空冷4ストロークSOHC V型2気筒 399cc ![]() ロー&ロングのスタイリングが人気を集めたミドルクルーザー。後輪の駆動はメンテナンスフリー性に優れるシャフトドライブを採用している。2008年に生産が終了したが、2009年にはインジェクション化されて再登場した。 ![]() 不人気で安売りされていた車種が、中古車市場で高騰する例がままある。ホンダのFTR250などは、新車は投げ売りされていたのに、後にプレミアがつき中古車価格が新車以上になった。今現在、安く買えるバイクも将来値上がりするかもしれない。 ![]() ![]() ![]() |
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