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![]() ![]() ![]() ![]() 時代が70年代にさしかかる頃、日本のバイク史上非常に重要な2台のバイクが登場する。一台はホンダCB750フォア、そしてもう一台はカワサキの900スーパーフォア(Z1)である。この2台はともに大排気量車で、並列四気筒エンジンというハイメカニズムを採用していた。 ![]() 空冷4ストロークSOHC4気筒 736cc ![]() “日本製バイク=高性能”という図式を世界に知らしめた元祖ナナハン。日本国内はもとより、世界中に輸出され、その性能の高さは称賛を持って迎えられた。量産市販バイクとして、世界で初めて前輪にディスクブレーキを採用。 ![]() 空冷4ストロークSOHC2気筒 654cc ![]() ヤマハ初の4ストロークエンジン車。美しい造形のバーチカルツインエンジンと、流麗なデザインワークは多くのファンを持つ。大型車ながら軽快なハンドリングも評価が高い。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 903cc ![]() 通称“Z1”。DOHC4気筒というハイメカを引っさげ、ホンダのCB750を追撃するカタチで登場した輸出専用車。翌1973年にはエンジンを750cc化した国内仕様車750RS、いわゆる“Z2”が発売され、こちらも爆発的な人気を得た。 ![]() 空冷4ストロークSOHC4気筒 408cc ![]() “ヨンフォア”の愛称で親しまれる、メーカー製カフェレーサー。408ccエンジンでデビューしたが、免許制度の変更に合わせ1976年に398ccエンジンモデルが追加されている。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 748cc ![]() それまで2ストロークメーカーだった、スズキ初の4ストローク車。いきなりDOHC4気筒というハイメカを採用し、その完成度の高さも話題となった。輸出専用の兄弟車GS1000も存在する。 ![]() 空冷2ストローク単気筒 49cc ![]() 価格の安さと手軽さで、バイクを日常のアシとして使用する女性を爆発的に増加させた。TVCMにハリウッド女優ソフィア・ローレンを起用したのも話題となった。「ラッタッタ」の愛称が有名。 ![]() 空冷4ストロークSOHC単気筒 499cc ![]() トレール車XT500をベースに開発されたシングルロードスポーツ。兄弟車のSR400とともに高い人気を得てロングセラーとなった。SR400はインジェクション化され、基本設計を変えることなく、現在も生産されている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 80年代に入ると、日本には空前のバイクブームが訪れる。若者はバイクに乗るのが当たり前。ロードレース人気は頂点を極め、真夏のバイクの祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」には、15万人もの観客が詰めかけたのだ。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 748cc ![]() 完全新設計されたDOHC4気筒エンジンを搭載した、ホンダ・ナナハンの第二世代。エンジンを900ccまで拡大した輸出車CB900Fは、天才と呼ばれたフレディー・スペンサーのライディングで、アメリカのレースで活躍。 ![]() 水冷2ストローク2気筒 247cc ![]() エンジンのボア×ストロークがヤマハの市販レーサーTZ250と共通な他、レースで培われた2ストロークテクノロジーを投入。革命的な走りのパフォーマンスの高さは絶大な支持を得て、“峠ブーム”の切っ掛けにもなった。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 1,075cc ![]() 時代を超越した美しいデザインワークは、現代においても高い人気を誇る。シャープなフォルムにピッタリな“カタナ”というペットネームは秀逸。1982年には750ccエンジンを搭載した国内仕様車GSX750Sも発売された。 ![]() 空冷4ストロークSOHC単気筒 248cc ![]() 4ストローク単気筒ならではの扱いやすいキャラクターで、街乗り車としても人気を博した。タイヤサイズはフロント21インチ、リア17インチという現 代的構成を持っていた。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 399cc ![]() ホンダ車として久々に登場した400cc4気筒として爆発的な人気を得た。48psの最高出力は、当時クラス最強。1983年に生産が終了したが、人気が高く1984年に再生産が行われた。 ![]() 水冷4ストロークDOHC V型2気筒 249cc ![]() 2ストロークが主流だった250ccクラスに、4ストロークエンジンで新風を吹き込んだ。速く、また非常に扱いやすかったため、幅広い層に支持された。現在のVTR250のルーツ。 ![]() 空冷4ストロークDOHC4気筒 998cc ![]() 1981年、エディ・ローソンがAMAでチャンピオンを獲得したZ1000Jレーサーをモチーフにしたマシン。通称「ローソンレプリカ」。KERKER製の集合マフラーを標準装備する。 ![]() バイク業界に勢いがあった1980年代は様々なアイデアが試され、また消えていく時代でもあった。国産車のラインナップから絶えて久しい並列6気筒エンジン搭載車も、カワサキZ1300とホンダCBXの2車種が存在。ターボ車もホンダ、ヤマハ、カワサキの3社から売られていた。 ![]() ![]() ![]() |
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