

今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるようにワンランク上のクラス・軽二輪も元気だ。ただし軽二輪は250ccフルサイズではなく、ちょっとコンパクトなモデルが人気。そう、アンダー200ccの小型バイクにライダーの目が集まっているのだ。そこで今回は、それらの魅力を紐解いていきたい。
写真:井上 演 文:佐賀山敏行
利便性と趣味性、手軽さを兼ね備える
バイクは趣味性の高い乗り物だ。だからこそ、利便性を追求したものより、たとえば「世界最速」を謳うようなハイスペックなスーパースポーツや、快適性をとことん追求したクルーザーなど、大排気量モデルに高い支持が集まる。
しかし、ここ数年、それらの人気と並行して、対極に位置するモデルも人気を高めている。それが、200cc以下の小型バイクたち。
51~125ccの原付二種モデルはスクーター、ミッションスポーツを問わず、各メーカーからさまざまなモデルがラインアップ。通勤から買い物、のんびりツーリングにスポーティライドと、まさにあらゆる要望に応えられるようなバラエティ豊かな車種展開となっている。
もうひとつ注目したいのが、軽二輪クラスのなかでも200cc以下と、フルサイズよりひと回りコンパクトなモデル(本企画では『150ccクラス』と呼ぶ)。特にスクーターは125ccと車体をほぼ同一にしながら、排気量を約20%アップさせた150~155ccクラスが大人気。取りまわしのよさは原付二種同様で、それでいて高速道路にも乗れる利便性がおおいにウケているのだ。
バイクの趣味性はそのままに、便利さも増した小型バイク・・・今、最もアツいジャンルといえよう。

コンパクトな車体

パワフルなエンジン


圧倒的な経済性
車体価格が安いのはもちろんのこと、車検もないし、タイヤやオイルなどの消耗品も安め。そして燃費のよさも特筆すべきポイント! ビッグバイクに比べると、あらゆる点で財布に優しいのが、アンダー200ccの小型バイクなのだ。
車体価格が安いのはもちろんのこと、車検もないし、タイヤやオイルなどの消耗品も安め。そして燃費のよさも特筆すべきポイント! ビッグバイクに比べると、あらゆる点で財布に優しいのが、アンダー200ccの小型バイクなのだ。
車両本体価格 ※1 | 重量税 | 自賠責保険(24ヶ月) | 任意保険 ※2 | 軽自動車税 | 燃料代 ※3 | 新車購入後 2年間でかかる金額は・・・※4 |
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125 | 34万8700円 | 0円 | 9950円 | 1万5000円×2年 | 2400円×2年 | 2万9585円 | 42万3035円 (車体抜きの場合 7万4335円) |
150 | 38万600円 | 4900円 | 1万2220円 | 3万8280円×2年 | 3600円×2年 | 3万2608円 | 51万4088円 (車体抜きの場合 13万3488円) |
※1:車両本体価格(リサイクル費用含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸経費は含まれておりません。※2:125はファミリーバイク特約を使用(価格は目安/編集部調べ)。150は運転年齢条件は「26歳以上」で、「対人無制限、対物1000万円、搭乗者傷害200万円」など。※3:2年間の走行距離1万km、燃料代150円/1L(レギュラーガソリン)、燃費はWMTCモード値をもとに算出。※4:費用は編集部調べによる概算です。実際には納車整備費用や法定点検、オイル交換などの整備費用などもかかります。