nemoさんが投稿したツーリング情報

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    【さよなら1000形 青春の想い出】



    みなさん、こんにちは。



    江ノ電の1000形がいよいよ七月中旬に完全引退だそうですね。




    先日、知らずに撮り鉄をしてしまいました。


    一部再掲写真でごめんなさい。



    一枚目の写真は、ラストラン掲示(二枚目)がなされていない、最後の通常運転時の姿となります。



    江ノ電1000形はわたしの青春時代で大きくお世話になった存在なので、引退と聞いて懐かしい想いひとしおです。



    以下、昔を振り返る隙自語ポエムのようなものですので、お忙しい方はお読み飛ばしくださいませ。





    -----------



    私の母校は漫画スラムダンクでの陵南高校のモデル校であり、「あの踏切」のそばの鎌倉高校という高校なのですが、通学で全国的にも珍しく自転車通学が厳に禁止されていました。見つかると即停学となるほど。



    従って否応なく江ノ電通学が必須となるのですが、通学時間帯に江ノ電のとても狭い車内に沿線の6校の生徒が一気に押し寄せることもあり、ピークの藤沢発8時12分発の車内は、"痛"学時間空間でした。


    非常に混雑することで有名な小田急線 代々木上原〜新宿駅間、山手線 上野〜御徒町の混雑率を確実に超えるほどのレベルです。


    当時はまだ300形が現役バリバリ(死語)運行、所感としては全体運行の2割程度が300形でした。


    観光列車としてはとても情緒的であり観光客には受けが良いのでしょうが、毎日通学で利用する者にはボロボロの古くて狭くて乗り心地が悪い車両は何の魅力はありません。ホームで電車を待っていて300形が入構してくると「うわ!ボロ電が来た!ハズレだ!」と悲鳴に近いため息が出たものです。



    しかも、しょっちゅう連結器故障で4両編成が2両編成で来るもので、当然物理的に捌けずホームで待っている生徒の半分も乗せられない。


    次の8時24分発の電車に乗ったら遅刻ほぼ確定で、陸上部並の脚を持っている子だけが駅から校舎昇降口まで続く激坂「日坂」をノンストップで全力疾走をし、ワンチャン出席読み上げに間に合うレベルです。



    そうなると8時12分発に意地でも乗ろうとする乗車争奪戦が繰り広げられ、運悪く2両編成が来たものなら、窓から乗り込む手練が出てきたものです。



    そんな争奪戦が繰り広げられる中、毎年必ず電車とホームの隙間に転落する者が現れます(300型は車体が小さいためホームとの隙間がかなり大きかった)。


    慣れたもので、転落者が出ると、誰となく手を差し伸べられて即拾い上げられます。インシデント事故の発生なのだろうけど、おそらく江ノ電側は認知さえできなかったほどの生徒による即時対応っぷりです。今思うと異常だったなと。



    しかも。


    しかもですよ。300形はエアコンが設置されていないのです。扇風機のみ(扇風機さえも無い車両もあった)。乗車率300%を超えるのではという車内は、真夏はサウナ地獄と化します。



    ようやく1000形に話が戻りますが、1000形は300形に比べて車内が一回り大きいのです。乗車率は相変わらず酷いものの、4両編成ならホームで待つ者の8割前後は乗車ができるので、並び列の最後尾あたりでなければ多少ホッとするわけなのです。



    そして何よりも1000形はエアコン設置されていたことが大きかった。壊れて動いていないことがちょくちょくありましたが、エアコンがあると無いとでは天と地ほどの違いです。



    当時は1000形の運行は、私の観測範囲では全体運行の7割を占めていました。晴れの日も雨の日も雪の日も、3年間、交友関係で思い悩みつつ車窓から海を見ていた時も、恋人と手を繋いで一緒に海を見つめ合っていた時も、失恋をして呆然と車窓に映る海を眺めていた時も、いつも私を運んでくれました。



    ちなみに母校は「青春偏差値日本一」と言われており、その名に漏れず、全力全開でわたしは青春を謳歌しきりました。大学に近いユルさで学校運営がなされており、校則は存在自体はしていたものの死文化しており、生徒の自治性、自由度が非常に高い学校でした(朝の遅刻と自転車通学だけが例外的に厳しく、それ以外は何をしようともほぼ放任)。そのようなわけで、高校生活には1mmも後悔はありません。



    そんな青春時代に寄り添ってくれた1000形がいよいよ完全引退と知って、胸に込み上げてくるものがあります。



    ありがとう、1000形

    バイバイ、1000形





    蛇足

    ちなみに1000形の後継車種は2000形で、1000形の車内をさらに一回り大きくしたものでした。エアコンも効いて、車内ひろびろ、乗り心地も良い。


    私たちは2000形を「New江ノ電」と呼び、これが8時12分発としてホームに滑り込んでくると拍手が起きた事もありました。


    今思えば、ボロ電(300形)、江ノ電(1000形/だから私には江ノ電と言えば1000形となるのです)、New江ノ電(2000形)それぞれ全てに想い出が詰まっており、感謝しかありません。


    またあの乗車率で昔のエアコンの無い真夏の江ノ電に乗れと言われたら、全力で固辞をしますが。



    ずいぶんとつらつらと書き連ねてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。




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