nemoさんが投稿したツーリング情報

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    【左半身麻痺障碍者のMT車復活記】


    みなさん、こんにちは。


    本日、NINJAくんに25mmハンドルアップスペーサーとイージークラッチシステムを装着しました。


    ポジションが楽になり、クラッチが激軽化して楽に乗れるようになりました◎



    もっと前に取り付ければよかったと、後悔するほどハッキリと改善効果が感じられました。


    フルロックUターン時に、ガソリンタンクとハンドルのあいだに余裕が生まれるようになったのは大変ありがたいです。



    江の島までご機嫌で試走行をしましたが、台風並みの凄まじい強風と、急な雨に降られ(写真の通り、波もかなり荒れていました)、泣く泣く引き返すことに。


    残念ではありますが、次のツーリングが楽しみです。



    以下、長文になってしまったので、お時間が無い方はここまでだけお読みいただければと思います。


    -------



    私は左半身麻痺障碍があり、左の握力は10kgちょっとくらいしかありません。


    NINJA250Rはストック状態でかなり軽いクラッチの部類に入ると思うのですが、それでも私にはかなり重く感じられ、一時間もすれば左腕は痙攣し始めて走行がかなり苦痛になってしまいます。


    また、左半身の神経の筋肉への神経接続が弱くて、少しでも前傾姿勢ポジションとなると体幹で上半身が支えられずどうしても左手首に体重が乗ってしまい、左手首もこれまた同様に一時間程度するとかなり痛みを覚えるようになってしまいます。



    今までは「ド根性」とこまめな休憩で乗り切ってきましたが、いよいよ精神的にキツくて現状のままでは本当に耐えられなくなってきたので、クラッチはイージークラッチシステムを、前傾姿勢はハンドルアップスペーサーを用いることで改善を図ってみました。



    イージークラッチシステムは、ただ装着するだけでクラッチの重さが1/4以下程度に軽くなり、劇的に楽になりました。


    ハンドルアップスペーサーは、ちょっとひと手間必要だったのですが、無事ポジションの改善と左手首の痛み軽減が実現できました。




    ひと手間、と言うのが、そもそもスペーサーのパーツを目的外活用することで生じました。


    勘違いされている方が少なくありませんが、このタイプのハンドルアップスペーサーは、本来ハンドル位置を絶対的に上げるためのパーツではありません。


    リアサスペンションをローダウンした時には乗車ポジションのバランスとるため一般的には、ハンドル位置を相対的に下げる = フロントフォークの突き上げが必要になります。


    このハンドルアップスペーサーは、フロントフォークの突き上げをした時に、元の乗車ポジションが取れるように相対的にハンドル位置を上げるパーツであり、絶対的には、ハンドル位置は±0とするための物です。


    これを無理やりハンドル位置を絶対的に上げるために用いることは目的外使用であり、一定のリスクが生じます。


    具体的には構造強度不足が出てきます。


    ストック状態ではフロントフォークがハンドルブリッジを1cmほど突き抜けている状態なのですが、そこにスペーサーを嵌めると、ハンドルブリッジとスペーサーの間ではフロントフォークが構造的強度の一部を担ってくれます。



    しかし、問題はここからです。
    スペーサーとハンドル取り付け部にはフォークの突き出しが為されていないためフォークがスペーサーを貫通しません。

    そのため、そのまま無理に装着しようとすると、スペーサーとハンドル取り付け部はM8ボルト二本だけで取り付ける事となり、そのボルト二本だけで構造的強度を担保しなくてはならなくなります。

    経年疲労で万が一ボルトが破断したら、そのままハンドルはポロッと取れてしまいます。

    それがもし、高速道路で起きたとしたら・・・ゾッとしますよね。


    そこで、なんとかスペーサーとハンドルの間の構造的強度を持たせるために、ひと手間が必要となります。




    NINJA250Rのフロントフォークの外径は37mmです。


    要は、スペーサーとハンドル取り付け部の穴に外径37mmの一定の強度がある円形筒(可能な限り金属製)を挿入し、擬似的にフォーク突き出し状態を模して構造的強度を持たせることが必要となります。


    設計上の理論値は外径37mm。
    しかし、精度の問題で、実際の部材の値は変わってくるものです。

    しかも大陸製となると、その精度は期待できません。


    実際にノギスで計測をしてみると、スペーサーのフォーク通し用穴の内径は、37.8mmでした。

    ハンドル取り付ける部のフォーク通し用の穴の寸法は37.9mm。


    そうなると、実寸外径37.8mmの金属パイプを探し出せばよいことになりますが、それがなかなか都合よくうまくいかないものです。




    近隣のホームセンターでの現物合わせの旅がここから始まりました。


    まずは最寄りのホームセンター等での鉄パイプ系をあたりましたが、どれも嵌らずNG・・・


    それならと、ちょっと離れたスーパービバホームに出張ればなんとかなるのではないかと期待して、息子ちゃんと部材探訪の旅に出ました。

    手当たり次第に良さげな部材を現物合わせしていくも、なかなか巡り会えない。


    いったん、金属筒という絶対条件を緩め、塩ビ菅の中でも金属部材とほとんど同じと言われている強度を誇るHIVP菅で探したところ、息子ちゃんが探し当ててくれました。


    店頭にあったHI-U30菅が外径37.8mmでシンデレラフィット!一切グラつきもないレベルで嵌まる。

    これでスペーサーの無理くり活用計画が現実味を帯びはじめました。


    ここで、建設資材コーナーからDIYコーナーに探索場所を変えて、息子ちゃんと引き続き探す。


    そこで息子ちゃんがこれはどう?と手に取った外径38mmステンレスパイプが運命の出逢いとなりました。


    ノギスで測ると37.8mm。スペーサーに当て嵌めるとこれまたシンデレラフィット!


    しかも同じ製品の他のパイプだと、38mm。全く嵌りません。


    要は不良個体とも言えるパイプでしたが、私の求めている寸法と寸分違わず合致する奇跡の組み合わせだったんです。


    錆びず、強度も申し分無いステンレスパイプ。
    これで決定です。


    ステンレスの切断は骨が折れるので億劫に感じていたら、お店で1カット100円でやってくれるとのこと。

    ありがたや。
    渡りに船、乗らない手はありません。



    そんな訳で、今日は、切断したステンレスパイプとスペーサーを持っていつものバイク屋さんへ。



    問題なく、構造的強度ももたせてガッシリと取り付けられたことで、相対的ハンドルアップスペーサーは、晴れて絶対的ハンドルアップスペーサーに変貌をとげることが出来ました。



    ----


    さっそく乗ってみると、激軽になったクラッチは指一本で握り切る事が出来るほどで、また、ポジションは、先日リアショックをローダンしたことで既に相対的に2cmアップしたハンドルが、今回更に2.5cmアップ追加で合計4.5cmアップ、2cm手前にバックでかなりポジション的に乗りやすくなりました。


    左手首の痛みを完全に取り去るには正直に言うとまだもう少し高さが欲しいところですが、ここまで乗りやすくなるとかなり快適になります。


    今回の構造的強度を保たせる手法を活用して、スペーサー二枚重ねをして更に2.5cmハンドル位置をアップすることも目論んでいます。




    いやぁー、よかったよかった^^

    だんだんとNINJA250Rのツアラー化が進み、ニンマリ笑顔なnemoさんでした。



    次は、ツアラー化計画の最終段階かつ最大の難問である、風切り音の大幅低減を狙った自作DIY大型ツーリングスクリーンの制作です。



    ワンオフ企業さんからも技術的に不可能と断られるなど、NINJA250Rの車体形状的に実現が困難かと思われたのですが、別車種で革命的なアイデアで自作ツーリングスクリーンを実現されている先駆者ニキの発信情報を得て、既に基本設計は完了直近、必要部材も揃いつつあります。


    春先には実装実現を目指して計画を進めたいと思います。


    もし実現したら、風切り音問題で諦めていた高速道路を使ったロングツーリングが出来るようになるかも。もう、今からワクワクしています!




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