SATさんが投稿したバイクライフ

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    ヤマハのトルク管理34年

    1990年のSRXのマニュアルと2024年XSR125のマニュアルの標準ボルト、ナットの締め付けトルクを見比べてみました。


    =====M5 P0.8=====
    SRX : 0.3~0.45kgf•m
    XSR : --

    =====M6 P 1.0=====
    SRX : 0.55~0.8kgf•m
    XSR : 6N•m/0.6kgf•m

    =====M8 P1.25=====
    SRX : 1.2~1.9kgf•m
    XSR : 15N•m/1.5kgf•m

    =====M10P1.25=====
    SRX : 2.4~3.9kgf•m
    XSR : 30N•m/3kgf•m

    =====M12P1.5=====
    SRX : 4.5~7.2kgf•m
    XSR : 55N•m/5.5kgf•m


    となっています☺️
    昔の規定値のほぼ中央値が最新の規定値になっていますね!

    34年前は振れ幅がありましたが、今は一つだけの数値。
    ダイヤル式、プレート式トルクレンチでの運用か、ラチェット、デジタルトルクレンチでの運用かの違いかもしれません🤭


    面白いのはN•mとkgf•mは正確には1/10ではないという事ですが、今のXSR125のマニュアルでは計測単位が違うと締め付けトルクが異なる事です(笑)
    つまり計測単位違いで2%程度は異なるので、2%程度はそもそも許容値という事でしょう!😆


    タイのXSR155なんかはあちこちのトルクがマニュアルと異なり適当なことが多いらしく、緩んでたり、オニトルクだったり。
    気にする良いショップはちゃんと整備するのが大変だとか。


    結局トルク管理と言っても、ちょっと締めるのか、ぐいっと締めるのか、ほどほど締めるのか、どれぐらいの力?という事を誰でも同じようにする為のもので、昔のプロ人には、手ごたえでネジの伸びを感じながらネジの大きさに合わせて感覚的に締めるモンだよってよく聞かされました。
    トルクレンチなんて使うから舐めるんだよ!なんて言われて、ヘリサート加工した事もありました😅

    トルクレンチ通りだったとしても、ネジが錆びてたり、ゴミがあったり、ボルトが伸びてたり、応力で金属疲労があったり、ねじ山破損してたりすれば全然嵌合力は異なるでしょう。


    ま、ダイスと、タップ使って、ネジを管理して、温度管理して、埃に気を使い頑張ってみるのも趣味ならではですかね☺️



    結論は、意外と純正マニュアルって素人にとっては雑かもって事でした😆
    作業者が責任転嫁する為のマニュアルなのかも😅
    元々サービスマニュアルはプロ向けの本なんで、うまくやれよって事なんでしょう😆


    さて、オフセットメガネアダプターのトルク計算でもしてみよっと♪



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    #サービスマニュアル
    #トルク管理

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