カワサキ ZZR1400
最新GTマシンのカスタムはスタイリッシュ&快適がトレンド
かつてZZRと言えば、旗艦として、またスーパースポーツとして両面で頂点を目指したバイクであったが、ZX-10Rなどリッタークラスのスーパースポーツの存在もあり、現在はGTマシンとしての色合いを強めてきている。
とは言え、最速マシンとして存在感は揺るがない。ジャンルの住み分けが明確になったことで、よりマシン本来の特質が顕在化したわけであり、歓迎できる傾向だ。
マシン自体は、売られている時点でとんでもなく高性能なので、動力性能的には十分。カスタマイズは、足まわりを高性能なものに換装したり、スタイリングで遊んだりという流れが主流になっている。たしかに、このオールペイントされたZZRは相当に魅力的だ。

ZZR1400カスタムのキモ
このZZR1400カスタムは、モーターサイクルショーに展示されていたので、目にした読者も多いはず。製作したアクティブの豊田さんに、ZZRカスタムについて聞いてみた。「ユーザーの年齢層が上がっているためか、快適な走りを求める声が多くなっています。このZZRがバーハンドル化されているのも、よりラクにライディングするのが目的です。効果という意味ではホイールの交換は大きいですね、弊社のゲイルスピードは費用対効果も抜群です」。
アクティブ 豊田 恭助氏
スズキ ハヤブサ
最速級メガスポーツカスタムはドレスアップと軽量化がポイント
発売当初は、その高速性能だけがクローズアップされがちだったハヤブサ。しかし、そういった話題性が薄れてからも、安定して売れ続け高い人気を得てきた。
最高速だけでなく、バイクとしての基本性能の高さが評価され、広い層のライダーに受け入れられたのだ。新型が先代モデルのキープコンセプトで登場してきたのも、その証拠と言えるだろう。
そのハヤブサだが、生まれ持った性能だけでも、一般のライダーには、到底使い切れるレベルではない。ただし、扱いやすい特性のため、ポテンシャルをフルに発揮するのは難しくても、その性能を楽しむことはだれでも可能。そのため、カスタムもドレスアップ中心に行われることが多いようだ。

ハヤブサカスタムのキモ
このハヤブサカスタムを製作したRADICAL代表の内海さんに、ハヤブサカスタムについて聞いてみた。「完成度の高いバイクですから、性能面では手を加える必要はないレベルにあります。けれど重量級のバイクですし、軽量化すると走りがより楽しくなります。マフラーとホイールの交換は効きますね。ノーマルは両方ともすごく重いですから。あとは、オールペイントしたりして、ファッションの面で遊んでみるのも楽しいと思いますよ」。
RADICAL代表 内海 達晃氏
RADICAL(ラジカル)
TEL 0463-55-3905
神奈川県平塚市四之宮6-6-53
ハーレーダビッドソン XL1200N
コンプリートならリーズナブル 納車した日からカスタム車
エンジン、フレームを含め、すべてのパーツが社外品で組み立て可能とも言われているハーレー。そのカスタムの世界は無限の広がりを見せているが、そのぶんどこから手をつけたら良いのか迷ってしまうこともしばしば。
このXL1200Nは、そんな悩みを解消してくれる1台。新車の状態で、数々のカスタムパーツが装着されたカスタムコンプリートとして販売されているのだ。
ハーレーカスタムの最新トレンドである「ダーク&クローム」のコンセプトを取り入れ、灯火器類や反射板など、法規上必要なもの以外は色付きのパーツは使用されていない。しかもすべてが純正オプションのため、車検時も安心で新車保証も適用されるのがうれしい。

XL1200Nカスタムのキモ
2台のコンプリートカスタムを製作したフリーダムナナの長尾さんにハーレーカスタムについて聞いてみた。「愛車をカッコ良くしたいというお客様は多いのですが、どうしたらいいかわからないという方が意外に多い。そんなユーザーさんの、カスタムの入り口になれるようにと、コンプリートカスタムを始めました。当店は正規ディーラーですから、法規に違反するカスタムは行いません。そのあたりの安心感もご好評頂いています。」
フリーダムナナ 長尾 宏之氏
ハスクバーナ SM610
乗って楽しく見て楽しいモタード そこで、あえて外車を選んでみる
一時の大流行は沈静化したものの、バイクのジャンルのひとつとして確実に定着したモタード。
オンロードとオフロード両方を走るレースから生まれたスタイルだが、イタリアのハスクバーナは、そのモタードのレースで圧倒的な使用率を誇るメーカー。
外車と言えば、壊れやすいというイメージがあるが、ハスクバーナの強みはなにしろ丈夫なところ。また、もとより高性能なため、チューンにかけるお金も少なく済み、年間の維持費でみると、結果的に安くなる場合もあるほどだ。
国産車にはないエキゾチックなデザインも高ポイント。カスタムバイクで、自分の個性を表現したいなら、ベースマシンから個性的な車両を選択するのもアリだ。

SM610カスタムのキモ
このSM610カスタムを製作したハスキーストア横浜代表の大崎さんに、ハスクバーナのモタードカスタムについて聞いてみた。「ハスクバーナのオートバイは、もともと公道も走れるレーサーといった存在で、そのなかでストリートよりに設計されているのがSM610です。もとがレーサーですから、機能的には十分高性能ですが、味付けの部分でブレーキに手を加えるのは良いですね。アスファルトしか走らないなら、キャストホイール化もお薦めです」。
ハスキーストア横浜代表 大崎 徹氏