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バイクにタコメーターは後付け可能?取り付け手順をご紹介!

バイクのタコメーターとは、エンジンの回転数を示すエンジン回転計のことです。一部の原付バイクや小型バイクではタコメーターが搭載されていないこともあるため、メンテナンスやエンジン調整で「タコメーターを取り付けたい」と感じるライダーもいるでしょう。

この記事では、タコメーター非搭載のバイクにタコメーターを取り付ける方法を分かりやすく解説します。

タコメーターは2種類ある

タコメーターには、機械式と電気式の異なる2種類があります。どちらも見た目のデザインは大きく変わりませんが、駆動方法や配線方法に違いがあります。

機械式タコメーター

機械式タコメーターとは、エンジン内のカムシャフトの回転を、ギアワイヤーを通じてタコメーターに伝達するタイプのタコメーターをいいます。アナログ式とも呼ばれ、比較的安価に入手できます。

実際の走行ではエンジン回転数の伝達に物理的な抵抗が生まれることで数値に若干の誤差が生じる場合があり、状況によって指針の戻りが遅く、またタコメーター自体に重量があるといった特徴を持ちます。配線はほとんど必要ありませんが、エンジン内パーツとの連結が複雑で、現行車種ではあまり採用されていません。

電気式タコメーター

電気式タコメーターとは、イグニッションコイルなどに流れる電気信号を利用してエンジン回転数を示すタコメーターをいいます。デジタル式とも呼ばれ、エンジン回転数の表示速度が速い、数値の記録ができる、設置が容易といった特徴があります。アナログ式に比べるとやや高価な傾向があります(ちなみに安価な製品は数値に誤差が生じる場合もあります)。

現行車種に搭載されるほとんどのタコメーターが電気式で汎用性が高く、バッテリーを搭載しない一部の車種や旧型スクーターを除き、ほとんどの車種に取り付け可能です。

なお、タコメーターによって、対応車種や表示できる数値、表示形式や付加機能に違いがあります。個人で購入する際は取り付けたい車種や排気量に合った製品を選び、予算に応じて製品のグレードを厳選しましょう。

タコメーターの取り付け方

タコメーターの取り付け方

タコメーター非搭載のバイクにタコメーターを取り付けるなら、設置が容易な電気式タコメーターを選ぶことを推奨します。本体の設置はステーを用いて、ハンドル周辺の目視しやすい場所に取り付けます。この際、視認性やステアリング、各種ワイヤーの操作・駆動に影響がないかよく確かめ、仮止め・本締めをしていきましょう。

電気式タコメーターの取り付け方法(配線方法)は、主に以下の3つの方法があります。

1. イグニッションコイルに接続

エンジン回転数の電気信号を送電するイグニッションコイルに、電気式タコメーターの配線を接続します。中古の2ストロークバイクなどでは、イグニッションコイルへ接続する方法がもっとも手軽です。

2. プラグコードに巻き付ける

4ストロークバイクでイグニッションコイルへの接続が難しい場合、プラグコードに電気式タコメーターの配線を巻き付けて接続する方法を採用できます。配線を巻き付ける位置や強度(接触具合)はタコメーターの駆動を確認しながら調整する必要がありますが、複雑な構造の4ストロークエンジン内(イグニッションコイル)へ接続する場合に比べて、安全かつスピーディーに接続できます。

3. CDIに接続

バイクに搭載されるCDI(点火装置)は様々なメーカーが販売していますが、社外品の中にはタコメーター用の配線が取り出されているものもあります。このようなCDIを用いると、タコメーターとCDIの配線を接続するだけで簡単に電気式タコメーターを設置できます。

取り付けが完了したら、エンジンをかけて電気信号が正常に伝達されているか確認します。取り付けがうまくいっているとエンジン始動後すぐに針が動き、各回転域において正常に指針が振れます。配線が不安定で電気信号の伝達がうまくいっていない場合、回転数が上がり特定の回転域に入るとメーターが停止したり、指針が大幅にぶれたりする現象が起こるため、必ず走行前に接続状況を確認してください。

電気信号の伝達が不安定な場合は、配線の接触位置や巻き付け強度を変えたりすることで解消できる場合があります。

取り付けや接続状況に不安がある場合はバイクショップに取り付けを依頼し、無理なセルフ作業を控えておくと安心です。

まとめ

バイクのタコメーターの種類や取り付け方法をまとめました。

  • バイクのタコメーターには機械式タコメーター(アナログ式)、電気式タコメーター(デジタル式)の2種類がある
  • 取り付け方法(本体)は、ハンドル周辺にステーを用いて取り付ける
  • 取り付け方法(配線)は、2ストローク車ならイグニッションコイルへ、4ストローク車ならプラグコードへの接続がオススメ
  • 手軽に配線接続するならタコメーター接続が容易な社外品CDIを使うのもオススメ
  • 電気式タコメーターの取り付け後は電気信号が正常に伝達されているか確認する

本記事は、2020年2月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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