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- Adventure/アドベンチャー
- 現在はCRFシリーズに統一するブランド戦略でオフロード車を展開するホンダ。そして、10年近く前にこの路線が打ち出されるまで、市販車部門でホンダのオフ系をけん引したのは、XRやXLRやXLといったシリーズだった。ホンダがオフロードカテゴリーにこれまで以上に本気で取り組むことで、これらの中古車も再び大きな脚光を浴びる可能性がある。たとえば、ダカール・イメージのCRF250ラリーが発売されると、デザートレースが開催されるメキシコの地名を車名に持つ1990〜2000年代のXRバハなども、より人気が高まるかもしれない。タマ数が非常に少ない機種ということもあり、今後の値動きに注視したい。
- Heritage/ヘリテージ
- ヘリテージカテゴリーの人気はしばらく続きそうだが、さらにその先を大胆予想するなら、ひとつはそのモチーフとなったオリジナルモデルの注目度アップ。つまり、これまで以上の旧車ブーム到来だ。現在のヘリテージは、1960〜70年代の名車のテイストを導入することが多く、そんな「元ネタ」に興味を抱くライダーが増えたとしてもなんら不思議ではない。ただし、それらは半世紀近くも前のバイクであり、すでに中古車が高騰していることがほとんど。ごく普通のバイクファンが、簡単に買えるものではない。1980年代あたりのBMWなど、古めかしくそれほど高騰していない機種探しがはじまるかも!?
- Imported/輸入車
- 普通二輪免許でも乗れる海外ブランドのスポーツモデルが再び増加傾向となれば、当然ながら過去の400cc以下の輸入車にも注目が集まりそう。アプリリアのRS250や、各社の250ccオフロードモデルなど、そもそも世界中でその排気量が通用していた機種もあるのだが、ドゥカティはかつても日本向けに400仕様を導入していて、スクランブラーの存在を考えれば、これらの評価も再び高まるかもしれない。販売時期が長く、比較的近年まで新車があったモンスター400は、中古車のタマ数も多めでお薦めの機種。中古相場価格は20〜73万円と幅があり、予算に合わせて選びやすいという点も魅力となりそうだ。
- Gen2 Sport/原2スポーツ
- 原付二種のスポーツモデルは、ファンライド用やセカンドバイクとして根強い人気を誇っている。中古車市場を見てみると、現行モデル以上に元気な機種も多く、いまでも高値安定相場だ。それこそクルマの免許で乗れる二輪車の排気量が引き上げなんてことにでもなったら爆発的な人気となるはず。欲しいモデルは早めに購入しておくほうが良いかも。とくに、カワサキがミニスーパーバイカーズとして展開していた79cc水冷2ストローク単気筒エンジンを積むKSR-IIは、最終型の販売終了から15年が経過した現在、中古車は希少になりつつある。Z125プロの登場も、さらなる人気沸騰の要因となるかも!?
- Super Sport/スーパースポーツ
- これまでスーパースポーツの世界では、排気量が小さくパワー&トルクが少なめの600ccクラスのほうが、リッタークラスと比べて一般ライダーがスポーツ走行を楽しむのに適した存在とされてきた。しかし、リッタークラスのみに最新の電子制御技術が多く投入されている現状を考えると、今後はむしろ、「ロッピャクよりもリッターのほうが乗りやすい」という時代になるかも。日本ではあまり人気が高くない600ccクラス。今後、中古車はより求めやすい価格になるかも・・・。ただし、カワサキのニンジャZX-6RやホンダのCBR600RRは、生産終了が発表された。廃版となれば、逆に人気が高まる可能性もある。
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