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サーキットを走りたい

気分はモトGPライダー。でもあくまで素人だから、タイムなんて二の次。安全にファンライドできれば、それだけで十分に満足だ。サーキットならではのルールはあるけど、公道で足枷となっている速度制限はナシ。思う存分、スロットルを開ける楽しさを。

Point01
最新スーパースポーツはIMU搭載
最新スーパースポーツはIMU搭載
最新のリッタースーパースポーツは、IMU(イナーシャル・メジャーメント・ユニット)と呼ばれる機構を搭載している市販車が増えてきた。これは、ジャイロセンサーと加速度センサーによって、ピッチ/ロール/ヨーの各方向における車体の動きを検知する装置だ。
最新スーパースポーツはIMU搭載
最新スーパースポーツはIMU搭載

最新型の電子制御か、
小排気量の優しさか。

 いまからサーキットデビューするなら、その愛車候補選びにはふたつのお薦めがある。
 ひとつは、最新型のリッタースーパースポーツを選ぶというもの。こう聞くと、「そんなハイパワーで難しいもの、乗れるわけがない!」と思うかもしれないが、15年型以降のヤマハYZFーR1や16年型のカワサキ・ニンジャZXー10Rをはじめとする最新モデルには、6軸の加速度を測定するセンサーと、この解析データを活用するトラクションコントロール機構などの電子デバイスが満載されていて、ライダーのミスをカバーしてくれる傾向にある。乗りやすさも追求されていて、出力はすさまじいが、意外なほど初心者向け要素も多いのだ。
 一方で、250ccクラスを中心としたローパワーモデルを選び、速すぎないスピードのなかでサーキット走行の基礎を学んでいくという選択肢もある。こちらは、多くの先人たちが歩んできた道のりだが、車体だけでなくタイヤやオイルといった消耗品にかかる費用も少なく抑えられるというメリットもある。
 なお、ネイキッドやハイパースポーツ系などにも、サーキットを楽しめる機種がある。

Point02
電子制御のサスABS
電子制御のサスやABS
電子制御のサスやABS
走行速度や路面状況などに応じてセッティングを瞬時かつ自動的に最適化させる電子制御サスペンションや、サーキットにおけるハードなブレーキングにも対応したレースABSなど、近年の市販リッタースーパースポーツには多くのハイテク機構が盛り込まれている。
Point03
小排気量クラスの優しさも入門向き
小排気量クラスの優しさも入門向き
写真のニンジャ250SLは、29馬力の水冷単気筒エンジンで149kgの車重。そのプレッシャーが少ないパッケージングは、サーキットデビューにも最適である。
公道では味わえない興奮だ!
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サーキットバイクセレクション

YAMAHA YZF-R1M
最高峰の電子アイテム
YAMAHA YZF-R1M
新車価格●318万6000円
15年型でフルチェンジされたR1のうち、上級版となるM仕様は、オーリンズ製の電子制御サスを標準装備。もちろん、IMUも搭載する。
ヤマハ YZF-R1Mの中古車を探すヤマハ YZF-R1Mの中古車を探す
BMW S1000RR
新時代を切り開いた
BMW S1000RR
新車価格●218万円
中古相場価格●120〜210万円
09年型での登場以来、このクラスをけん引。15年型以降の現行モデルは、電子制御サスペンションも採用。バンク角表示機能まである。
BMW S1000RRの中古車を探すBMW S1000RRの中古車を探す
BMW S1000RRのカタログBMW S1000RRのカタログ
KAWASAKI Z250 ABS
走れるネイキッド
KAWASAKI Z250 ABS
新車価格●55万3500円
中古相場価格●29〜52万円
フルカウルのニンジャ250Rをベースに設計された、アグレッシブなネイキッド。248cc水冷並列2気筒エンジンは、最高出力31馬力。
カワサキ Z250 ABSの中古車を探すカワサキ Z250 ABSの中古車を探す
カワサキ Z250 ABSのカタログカワサキ Z250 ABSのカタログ
HONDA CBR250R
中古で安くデビュー可
HONDA CBR250R
新車価格●49万8960円〜
中古相場価格●20〜50万円
現行型は29馬力で161kgのスペック。水冷単気筒エンジンは扱いやすい。ワンメイクレースもあるため、サーキット用パーツも豊富。
ホンダ CBR250Rの中古車を探すホンダ CBR250Rの中古車を探す
ホンダ CBR250Rのカタログホンダ CBR250Rのカタログ

愛車選びの基準を熟考したい

総論 「この機種のカタチが気に入ったから」というのは、もちろん愛車選びの大きな決め手のひとつとなる。しかし、いくらカタチが好みだからといって、本当はキャンプツーリングに行きたいのにスーパースポーツを買ってしまったら、あるいはサーキットを走ってみたいと考えていたのにクルーザーを選択してしまったら、チャレンジしようと思っていたバイクライフは遠ざかってしまう。愛車を選ぶときには、スタイルや価格だけでなく、「これから自分がどうやってバイクで遊んでいくのか」ということを、しっかり考えることが重要である。
 もちろん、バイクに乗っていくなかで、興味の対象が変わることもある。そんなときはぜひ、新たな遊びに合う次の1台を!

ココも注目!⇒サーキット走行会を利用しよう!

元全日本ロードレース選手権ライダーの丸山浩氏が率いるWITH MEでは、一般的なものからスクール付きまで、さまざまなスタイルの走行会を開催している。今年度の予定は、HPでチェックして欲しい。

サーキット走行会を利用しよう!
●問い合わせ/ウィズミー http://www.withme-racing.com/

中古相場価格は、GooBike.com調べ。

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