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そのバイクがどのような性格を持っているのかを知る上で重要なのは、じつは先の「車体サイズ」ではなく
別名「ホイールベース」とも呼ばれる「軸間距離」は、前後ホイールの中心点(アクスルシャフト)を結ぶ距離を示す。一般的にこの数値が大きなモデルはアメリカンモデルやビッグスクーターなど、直進安定性に優れており、小さなモデルはスーパースポーツなど旋回性に優れているものが多い。小排気量モデルがヒラヒラと曲がることができるのは、車体の軽さに加え、じつは軸間距離が短いということも関係しているのだ。
バイクを直立させ、ハンドルを目一杯切った状態で1周する。そのときに出来た“円の半径”が「最小回転半径」。当然、この数値が小さいほど小回りが効くということになる。ただ、バイクが曲がる時は車体を傾けているため、走行中の旋回性と必ずしも一致しない。あくまでも車体を直立させて回ったときの数値である。
「最低地上高」はホイールなどの足周りを除く部位で、地面に最も近いポイントを示す。つまり、ほとんどのモデルでエンジン下のフレームかカウル、もしくはマフラーを指し示す。例えばオフロードモデルは荒地を走るために最低地上高は高く、アメリカンモデルは低重心かつスタイリングを整えるために低い数値となっている。じつは「全高」よりも、そのモデルのフォルムを想像しやすいのが、最低地上高なのである。 バイクの性格や、大まかな
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