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“主要リッタースーパースポーツ”型式別 相場&中古車台数チェック!!

“主要リッタースーパースポーツ”型式別 相場&中古車台数チェック!!

モデルの刷新によって次々に新たな技術が投入されるSSは、型式(年式)によって
装備やスペックが大幅に異なることも多い。それぞれの型式が、4月上旬現在で
グーバイクに中古車として何台登録されているか平均価格とともに調べてみた。

YAMAHA YZF-R1
YAMAHA YZF-R1
12-14 18台/123.1万円 09-11 48台/104.7万円
07-08 12台/91.1万円 06 5台/80.9万円
04-05 23台/78.0万円 02-03 15台/57.5万円
00-01 11台/52.4万円 98-99 22台/53.5万円
初代は98年型。01年型までは、水冷並列4気筒エンジンにキャブレターで燃料供給していた。03年型までは公道最速がテーマ。04年型で、レースベース車としての役割を強く意識するようになった。ヤマハ伝統の5バルブエンジンから、09年型でクロスプレーン型クランクの4バルブエンジンに。これ以降の型は国内仕様もある。
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HONDA CBR1000RR
HONDA CBR1000RR
12-14 44台/125.3万円 08-11 75台/92.4万円
06-07 50台/88.5万円  04-05 57台/74.9万円
CBR900RRシリーズは排気量を徐々に拡大して、02年型では954cc化されていたが、04年型でついに1000ccに限りなく近づいた。当初から、ホンダは国内仕様の導入に積極的。そのため市場には、国内仕様と輸出用フルパワー車が混在する。モデルチェンジの中でも、08年型での刷新はかなり大きな方向転換が施されている。
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KAWASAKI Ninja ZX-10R
KAWASAKI Ninja ZX-10R
13-14 3台/139.2万円 11-12 4台/107.9万円
08-10 14台/87.2万円 06-07 11台/85.1万円
04-05 21台/70.0万円
ニンジャZX-9Rの後継として、04年型で新登場。一貫して、998cc水冷並列4気筒エンジンをアルミ製フレームに搭載する。06〜07年型のみ、当時の流行に合わせてセンターアップマフラーを採用。スタイリングは数度にわたり見直され、熟成も続けられてきたが、真のフルモデルチェンジということでは11年型のみといえる。
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SUZUKI GSX-R1000
SUZUKI GSX-R1000
12-14 22台/127.8万円 09-11 27台/109.3万円
07-08 37台/99.9万円  05-06 30台/86.2万円
03-04 10台/73.1万円  01-02 17台/54.9万円
当初はナナハンをベースとする手法で設計され01年型でデビュー。以降09年型までは、2年ごとのモデルチェンジや熟成を繰り返してきた。07年型で左右2本出しマフラーを採用し、車重が増えたことから05〜06年型を傑作とする声が多く、現在でも人気が高い。ただし近年の型は、ふたたび軽量化を推進中!
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BMW S1000RR
12-14 12台/173.9万円 10-11 23台/146.6万円
海外では09年型で新登場したが、日本導入は10年型から。12年型では、フレームの改良に加えて、トラクションコントロールやレースABSの熟成、4モードから選べるエンジンコントロールの仕様見直し、外装デザインの小変更などが施されている。15年型が大幅刷新されていることから、中古車の値落ちにも期待したい。
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BMW S1000RR
DUCATI
1199PANIGALE/1198/1098
1199PANIGALE S 14台/225.8万円
1199PANIGALE 5台/194.1万円
1198S 7台/160万円
1198 4台/113.2万円
1098S 18台/137.2万円
1098 21台/119.8万円
スーパースポーツ999シリーズの後継として1098が日本市場に登場したのは07年のこと。排気量1099ccの水冷Vツインを、伝統の鋼管トラスフレームに搭載している。09年型では、そのイメージを踏襲しながら大幅に熟成され、排気量は1198ccに。そして12年型で、アルミ製モノコックフレームのパニガーレに進化した。
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APRILIA RSV4 FACTORY APRC
かつて、アプリリアの旗艦SSはVツインエンジンを搭載していたが、09年型で新登場したRSV4シリーズは、999cc水冷V4エンジンを採用する。当初は、スタンダードのRSV4Rと、マグネシウム合金製エンジンカバーやオーリンズ製サスを備えたファクトリーの2本立て。その後、電子制御デバイスを備えたAPRC仕様になった。
HONDA '08 CBR1000RR
国内仕様海外仕様違いは?

ホンダのCBR1000RRやヤマハのYZF-R1(09年型以降)には、海外市場向けのフルパワーに加えて、国内正規ラインアップモデルもある。やはり、中古車として人気が高いのは前者だが、そのぶん相場も高め傾向。国内仕様をチューンしてフルパワーに近づけるほうが、価格満足度が高い可能性も・・・。

HONDA '08 CBR1000RR

トレンドは転換しても引き続き注目ジャンルに

 日本やヨーロッパでは、ライダーの年齢上昇などが影響して、公道におけるスーパースポーツの人気は、10年前と比べればだいぶ下火になっている。歳を取ったことで、それらを操る自信がないというユーザーが増えているようだ。近年のスーパースポーツは、20年前のGPマシンに迫ろうかというスペックを叩き出す。若くても、尻込みして当然だ。
 しかし、それがスーパースポーツというジャンルそのものに魅力がなくなったということではない。00年代前半から、レースベース車という役割も担うようになり、速く走ることが使命となったスーパースポーツ。そこに使われている技術は、量産二輪車としてはトップレベルのものばかり。だから、10年前の中古車だって古臭くないし、当然ながら最新モデルには、ちょっと前の時代から考えれば夢のようなハイテク技術も詰まっている。市販二輪車としては、やっぱりここが頂点なのだ。
 ところで、近年のハイテク技術というのは、たとえばトラクションコントロールやABS、モード切り替え機構やクイックシフターのように、単純に速く走らせるためだけでなく、ライダーの操作を助けたり、安全につながったりするような要素も持っていることが多い。たしかに、スペックだけを見れば躊躇してしまうが、かつてのフラッグシップほど尖がっていない、と考えることもできる。
 テクノロジーの頂点を手に入れ、それを自分で乗ることができる。これがスーパースポーツの魅力なのだ。

※中古車の平均価格は、GooBike.com調べ。

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