スクーター

通勤からツーリングまで毎日使えるオールラウンダー

　荷物も積めて、誰にでも気軽に運転できるスクーター。中でも排気量の大きなビッグスクーターは、この15年ほどですっかり日本市場に受け入れられたと言える。かつては若者が見向きもしなかった地味な存在だったが、若者を中心に巻き起こったカスタムブームの到来と共に、街には数多くのスクーターが溢れることとなった。メーカー側もそんな市場の声をいち早くキャッチして、デザインや利便性を追求した様々なスタイルのスクーターを発売するほどになった。
　欧州などではかねてからスクーターの需要が高かったが、こと日本市場に関しては、二輪文化や排気量区分の違いもあって、独自の進化を遂げたと言える。