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匠の技の結晶 ヤマハ 4気筒エンジン

いつの時代でも独創の技術を投入するヤマハ

ヤマハ YZF-R1

YZF-R1

ヤマハ YZF-R1  平均価格111.5万円

先端の技術と独創のアイデアで人気の高いR1。ヤマハらしいアグレッシブなデザインもポイント。当然市場での人気も高く、相場は高めである。

 古くから2ストロークモデルが市場で人気だったヤマハ。直4モデルの投入は70年代後半と後発だった。しかし、80年代に入ると、気筒当たり5バルブのエンジンを開発し、エンジン技術の高さを世界中にアピールしたことでも有名だ。現行スーパースポーツモデルであるYZF-R1にしても、その時代に登場したFZRシリーズの血を脈々と受け継ぐ車両なのだ。特にR1に代表される現在のヤマハ直4が多くのライダーに支持されているのは、MotoGPと直結するイメージがあるからだろう。なぜなら、ワークス参戦する日本メーカーがMotoGP車両ではV型エンジンを搭載しているのに対して、レーサーYZR-M1は市販車同様の直4エンジンなのだ!
 もちろん市販エンジンとGPマシンのエンジンでは中身は別物だが、毎年改良を加えられているYZFシリーズには、世界最高峰レースの舞台で鍛え上げられた直4技術が大きくフィードバックされている。そしてそんなエンジンを積む車体は、古くから『ハンドリングのヤマハ』とも呼ばれる優れたシャーシなのだ。
 レースに直結する性能と、美しいデザイン、そして誰にでもスポーツライディングの楽しさを教えてくれる車体。ヤマハの直4搭載モデルを買うのなら、やっぱりスーパースポーツ系がオススメといえる!

09年型YZF-R1エンジン どの領域でもライダーとシンクロするエンジン

独自の思想による『クロスプレーン型クランクシャフト』を採用した09年型YZF-R1。最新技術を次々に開発する技術力はヤマハならでは。

R1ではエンジン回転数に応じて、ファンネルの長さを切り替え、どの領域でもライダーとシンクロするフィーリングを実現。ヤマハらしい技術のひとつだ。

ヤマハ XJR1300

XJR1300

ヤマハ XJR1300 平均価格62.5万円

厳しい規制の中にあっても空冷エンジンに拘り、FI化を果たした1300。カスタムベースとしても人気だが、価格が手頃なのはキャブレター車だろう。

ヤマハ XJR400R

XJR400R

ヤマハ XJR400R 平均価格32.8万円

400ネイキッド市場でも人気だったXJR400R。純正装備のオーリンズサスペンションなど、ライバル車と比較しても装備が豪華なところがポイント。

直4エンジンこそ日本の技術力の結晶なのだ

直4エンジンこそ日本の技術力の結晶

 国産バイクの代名詞とも言える直列4気筒エンジン。誤解なきように言っておくと、市販車として最初にそのエンジンレイアウトでバイクを発売したのは日本のメーカーではなかった。しかしスポーツバイクとしての性能を持ち、なおかつ一般大衆が購入できるマスプロダクト(大量生産品)として世界に売り出したのは間違いなく日本製のバイクなのだ。
 今では日本のメーカー以外でも直4エンジンを搭載する車両を作るメーカーがある。しかし、持てる技術や新開発のパーツを投入し続けた日本のメーカーにはまだまだ大きなアドバンテージがあると言える。また、年々高性能化していくエンジンについて行くために、タイヤやブレーキ、チェーンなどバイクにまつわる様々な周辺部品も高度に進化していった。40年前、日本のメーカーが高性能な直4を作ったことで、バイクのつくり自体が大きく変わったとも言えるのだ。
 欧米のバイクに追いつけ、追い越せの時代から、世界をリードする時代へ。直列4気筒エンジンの歴史とは、まさに日本の近代バイク史と呼べるものなのだ。日本が誇る直4エンジンはまだまだ進化し続けていく。

※価格は全てGooBike調べ

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