イタリアでのスクーターブームで急成長
こだわった美しいデザインが魅力
創始者アントニーノ・マラグーティは、有名な自転車レーサーだったが、レース中の負傷により引退して30年に自転車メーカーを創立。
第二次世界大戦後、エンジン付きバイクの設計に本格的に着手した。
60年代に規模を拡大し、同時に50ccの開発・生産に専念。94年のF12ファントム50で飛躍し、後に大排気量モデルの開発を始めた。
マディソン3 250ie
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力16.5kW(22.09HP)/8,500rpm
- 車両重量158kg
- 価格69万3000円
パスワード 250
前後16インチ径のラージホイールを履いたシティコミューター。フロアボードはフラットで乗り降りしやすい。多機能液晶パネル付きのハンドルマウントメーターなどを装備!
SPECIFICATIONS
- 排気量249cc
- 最高出力15.8kW(20.8HP)/7,500rpm
- 車両重量156kg
- 価格63万円
チェントロ 125ie
スムーズにまわる自社製エンジンを、前後16インチホイールを履いた軽量ボディと組み合わせたシリーズで、160(154ccエンジン)もある。シート下トランクやリヤキャリヤを装備。
SPECIFICATIONS
- 排気量124cc
- 最高出力11.6HP/8,250rpm
- 車両重量124kg
- 価格42万円
チアックマスター 200
前後16インチホイールを履いた、ベーシックなネオクラシックモデル。ラージホイールを装着したスクーターの魅力を多くの日本人に知ってもらえるようにと、価格が抑えられている。
SPECIFICATIONS
- 排気量163cc
- 最高出力7.5kW/(10.1HP)7,000rpm
- 車両重量117kg
- 価格34万6500円
モータースポーツにも積極的に参加
スクーターもスポーツテイストあふれる走り
自動車メーカーであるランチア社の車名を譲り受けて創立。
当初は自転車などで成功を収め、68年にイバノ・ベッジオが父親から会社経営を引き継ぎ、50 ccモペッドを製造。
70年代にはモトクロッサーの設計に熱中し、80年代からはロードレースにも参入した。
90年代になると、数々の個性的なスクーターを輩出していたが、04年にはピアジオ社に買収された。
スカラベオ 400IE
SPECIFICATIONS
- 排気量399cc
- 最高出力25kW(34HP)/7,500rpm
- 車両重量未公表
- 価格67万8000円
荒々しい加速、ソフトな乗り心地
ピアジオ社製エンジンは、出足からパワフルで、100km/h超えもあっという間。スタイリングに似合わず、荒々しい印象だ。対して車体は、柔らかな足まわりをはじめ、基本的にシティランを重視したような設定。旋回には若干のクセがあるが、慣れれば問題ないレベル。ブレーキは左レバー操作時に前後連動式で、すごく良く効く!
スカラベオ 250IE
400と基本骨格が共通のボディに、400よりスムーズにまわるピアジオ社製エンジンの組み合わせ。ウインドシールドはなく、タイヤ径は前後16/14インチだが、後輪は400より細い。
SPECIFICATIONS
- 排気量244cc
- 最高出力15.6kW(21.2HP)/8,500rpm
- 車両重量未公表
- 価格58万9000円
スポーツシティ 250IE
コンパクトな都市型スクーター。“クオーサー”と呼ばれるピアジオ製エンジンは、パワフル&スムーズ。ホイールは前後15インチ径と独特。ロック付きインナーボックスもある。
SPECIFICATIONS
- 排気量244.29cc
- 最高出力16.5kW(22.5HP)/8,000rpm
- 車両重量未公表
- 価格47万9000円
SR 50 ピュアジェット
FI仕様の水冷2ストエンジンを搭載したスポーツモデル。前後ホイール径は13インチと、このクラスとしては大径。制動力にすぐれる前後ディスクブレーキなどの本格装備多数!
SPECIFICATIONS
- 排気量49cc
- 最高出力未公表
- 車両重量未公表
- 価格29万8000円
スポーツスクーターを数多くラインアップ
枠にとらわれないアグレッシブな走りを体感!
1909年に創業。37年にはライダーごとカバーされた専用車で、当時の二輪車世界最高速度(約274km/h)を記録した。第二次世界大戦後は、市販車の生産と並行して、レース活動にも力を注いだ。69年にピアジオ傘下となると、小排気量中心のスポーティなラインアップへと転換。90年代以降はスポーツスクーターの開発にも精力的に動いている。
フォコ 500ie
SPECIFICATIONS
- 排気量493cc
- 最高出力29.5kW(40HP)/7,250rpm
- 車両重量253kg
- 価格129万8000円
GP800 ie
SPECIFICATIONS
- 排気量839.3cc
- 最高出力55.16kW(75HP)/7,250rpm
- 車両重量245kg
- 価格135万8000円
ネクサス 500 SP
スポーティなパッケージングのビッグスクーター。前15/後14インチ径のワイドタイヤ、太いフロントフォーク、車高調整もできるリヤまわり、前後連動ブレーキなどを装備!
SPECIFICATIONS
- 排気量459cc
- 最高出力29.5kW(40HP)/7,500rpm
- 車両重量195kg
- 価格86万8000円
ネクサス 300ie
シリーズ最新作。エンジンは従来型250をボア×ストロークとも拡大し、排気量が34cc増。スムーズなフィーリングはそのままに、トルクアップを果たした。スポーティなモデル
SPECIFICATIONS
- 排気量278cc
- 最高出力16.7kW(22.4HP)/7,250rpm
- 車両重量188kg
- 価格79万8000円
ランナー ST200
このブランドを代表するシリーズのひとつがランナー。その最新型がSTで、200は最高速130km/hのパワフルなエンジンと、軽い車体の組み合わせ。ホイールは前14/後13インチ径。
SPECIFICATIONS
- 排気量198cc
- 最高出力14kW(18.7HP)/8,750rpm
- 車両重量129kg
- 価格55万8000円
熱狂的なファンの指示を受け
待望の日本再上陸を遂げた
59年にレオポルド・タルタリーニにより創設。以降、独創的なコミューターを数多く輩出し、80年には、ニューヨーク近代美術館(MOMA)が、同社のPACK2を永久コレクションすることを決定した。21世紀になり、一旦は歴史の幕を閉じるが復活。日本再上陸を50.itで果たした。
50ドットイット
前後12インチホイールを履いた安定感のあるボディに、水冷4ストエンジンの組み合わせ。加速はあまり良くないが、旋回性は良い。フル液晶表示のスポーティなメーターを装備!
SPECIFICATIONS
- 排気量49.5cc
- 最高出力2.1kW(2.8HP)/8,000rpm
- 車両重量94kg
- 価格21万8000円