第4位 ネイキッド
あらゆる人に受け入れられる最もバイクらしいバイク
オーナーには申し訳ないが、意外にも健闘したといえるのが、ネイキッド系だろう。
このカテゴリーは、最新のカワサキZRX1200ダエグを始め、ヤマハXJR1300、ホンダCB1300に400、スズキ バンディット1250と、国産メーカーがすべて顔を揃える。また、ドゥカティ モンスターやBMW K1300R、トライアンフ スピードトリプル、MVアグスタ ブルターレなど、海外メーカーでも数多くラインアップするなど、バイク乗りからの支持率は高い。
スタイリングは、むき出しのエンジンが特徴で、反対に言えば、誰もが馴染みある姿をしているバイクといえる。
「バイクらしい」とか「単純に格好イイ」という女子の意見は、そんな理由によるものだろう。また、ネイキッドは、10代、20代に限らず、幅広く支持されている。
しかし、最もバイクらしいスタイリングは、あまりにもフツーすぎて女子には魅力が足りなかったのかたもしれない。
カワサキ
ZRX1200ダエグ
人気の高いZ1000の系譜を引き継いだモデル。これまでとは異なり、日本国内市場向けとして開発されていることが特徴。エンジンはZZR1200用をインジェクション化、ミッションは6速となった。
ホンダ
CB400 スーパーフォア
教習所でも多く採用されたCB400SFの後継車種。PGM-FIを搭載して2007年に発売。ヘッドには2バルブと4バルブを切り替えるHYPER VTEC Revoを採用。400ccネイキッド不動の人気を誇る。
ホンダ
CB1300 スーパーフォア
ホンダ製ネイキッドのフラッグシップ。1993年に発売されたCB1000SF(BIG-1)の流れを汲む。エンジンはDOHCの水冷4気筒1300cc。ハーフカウルをまとったスーパーボルドールもラインアップ。
BMW
K1300R
水冷並列4気筒エンジンを縦置きで90度倒して搭載するKシリーズの最新モデル。Rは、フルカウルをまとったSと同様の性能が与えられたネイキッドで、イタリアンデザインと異なる斬新さが魅力。
スズキ
バンデット1250S
それまで販売されていた油冷モデルに代わり、インジェクション化された水冷エンジンを搭載して2007年に発売。同時に排気量は1254ccにアップされた。国内向けはABSが標準装備されている。
ドゥカティ
M1100
しばらくスポーツバイク一辺倒だったドゥカティが世に送り出したネイキッドモデル。現行のM系は、デュアルスパークを備えるLツインをドイツのシーメンス製コンピュータで制御している。
ヤマハ
XJR1300
1994年に発売されたXJR1200を祖とする空冷4気筒エンジン搭載のネイキッドモデル。1998年に排気量がアップされXJR1300となった。現行モデルは2006年型の進化版といえる仕様となっている。

どれが好きですか?という質問に迷わずネイキッドを選んだあおいさん。よくよく聞いてみれば、彼がZ1000に乗っていることが判明。この日が初めてのタンデムデートだった。

バイクに興味は無いけど、かなこさんはアメリカン、せりさんはネイキッドを選択。せりさんがネイキッドを選んだ理由は「普通に格好イイから」。つまりは、シンプルイズベストってことでしょ。