ドゥカティは、スポーツバイクだけを作っているイタリアのメーカーである。Moto GPでは、並み居る国内メーカーを抑えてチャンピオンを獲得し、今年も新しいモデルを投入してくるなど勢いがある。
そんなドゥカティスポーツバイクの頂点に位置するのが、この1098S。搭載するのは4気筒でなく伝統のL型ツイン。エンジン自体が圧倒的に小さいから軽量コンパクトでスリムなマシンにできる。しかも特性がすばらしい。スロットルを開ければ、どの回転からでもツインの鼓動感とともにマシンを押し出していくし、回転が上がっていけば、マルチにも負けないパワーで加速する。
しかし、ドゥカティ最大の魅力は、ハンドリング。スチールパイプをトラスに組み上げたフレームは、美しいだけでなく、しなやかな操縦性を生み出す。妥協のないとがった性格のため、乗りこなすにはある程度の技量と経験が必要だが、その性格すらも魅力的。選ばれたライダーを至福の世界へと運んでくれる。
SPECIFICATIONS
エンジン |
水冷DOHC L型2気筒 |
排気量 |
1099cc |
ボア×ストローク |
104×64.7o |
最高出力 |
115Kw(157PS)/9000rpm |
最大トルク |
120Nm(12.2kgm)/8000rpm |
全長×全幅×全高 |
--×--×--o |
シート高 |
820o |
車両重量 |
171s |
燃料タンク |
15.5L |
タイヤサイズ |
F 120/70-17 R190/55-17 |
新車価格 |
270万円 |