バイクの過充電とは?過充電が引き起こす症状と原因を解説
バイクのバッテリーが上がったときは、充電をして復活させる方法があります。しかし、充電したまま放置して過充電になると、バッテリーが故障するリスクが高まります。ここでは、バイクの過充電について詳しく説明していきたいと思います。
バイクにおける過充電とは
過充電とは、充電電圧が設定値以上に上がり、バッテリーに規定以上の電荷を蓄えることです。バイクの場合、積んでいるバッテリーに必要以上に蓄電してしまうことを指します。過充電は以下の場合に発生します。
バイクに積んであるバッテリーは容量が小さく、車用に比べると少しの時間で充電が可能です。車の方がバッテリーのパワーが強いので、ずっとケーブルにつないたままだと過充電になる可能性があります。
過充電はなぜいけないの?

過充電によるリスクは以下のものが考えられます。
バッテリーは溶液と2つの電極に使われる金属の化学反応によって電気を蓄電、または放電しています。しかし、過充電を行うと、溶液の変化が起こったり、その変化によって水素ガスが多量に発生したりしてしまいます。水素ガスは引火性が高いため、エンジンや電気系統を積んでいるバイク周辺に充満すると大変危険です。また、バッテリーの中身が変化すると、充電することができなくなってしまいます。
過充電が引き起こす症状
過充電によって、バッテリーは以下の症状を引き起こします。
バッテリーには、開放式バッテリーと密閉式(MF)バッテリーがあります。開放式の場合、過充電してしまうとバッテリー液が減少してしまい、水素ガスが発生します。バッテリーの劣化も困りますが、引火や爆発などの重大な事故に発展する可能性もあるので、十分に注意しましょう。一方、密閉式は過充電に弱いので、開放式よりも劣化が著しくなる可能性があります。過充電にメリットはないため、充電をするときは気を付けるようにしましょう。
まとめ
本記事は、2018年9月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。