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溶接不要!バイクタンクの穴を修理する2つの方法

バイクタンクの劣化によって、タンクに穴が空いてしまうことがあります。できるかぎり早急に穴を塞ぐ必要がありますが、溶接やタンクの交換は容易にできるものではありません。今回は、溶接などをしなくても修理できる方法を2つご紹介しましょう。

バイクタンクを溶接なしで修理する2つの方法

バイクタンクの穴を、溶接やタンク交換せずに修理するには以下の方法があります。

  • 外側から塞ぐ
  • 内側から塞ぐ

はんだやパテを使い、外側から物理的に穴を塞ぐことで漏れを防止します。一方、ケミカルでタンク内をコーティングし、内側から穴を塞ぐ方法もあります。また、これら2つの方法を併用するのも良いでしょう。

はんだやパテを用いた修復方法

はんだやパテを用いた修復方法

はんだで穴を塞ぐ場合、以下の手順で行いましょう。

用意するもの

  • はんだ
  • はんだごて(100W)
  • 金属ボンド
  • マスキングテープ
  • ヤスリ

修復方法

  1. ガソリンをタンク内から抜く
  2. タンク内を洗浄してガソリンが残っていない状態にする
  3. 穴から数cm周りにマスキングテープを貼る
  4. 傷周りを粗いヤスリで削って塗装をとる
  5. 穴よりも広い範囲をはんだで埋める
  6. 金属パテを外側に付けて表面を整える
  7. ガソリンを入れて漏れがないかを確認する

注意点

  • ガソリンタンク内にガソリンが残っていると、はんだの作業中に引火する恐れがあるので注意する
  • はんだ付けをした後は、ガソリンを入れて1日放置して様子をみるのがベスト
  • 走行した後に修復部から漏れがないかも確認しておく

はんだ付けが問題なければ、はんだだけで穴を埋めることが可能です。パテはあくまで、補強と見た目を整えたい場合に使用します。次にパテだけで修復する方法を見てみましょう。

用意するもの

  • 金属補修用パテ
  • ヤスリ
  • 脱脂剤

修復方法

  1. ガソリンを全て抜く
  2. 穴の周りをヤスリで削ってさびなどを取り除く
  3. 汚れや汚れカスを拭き取る
  4. 脱脂剤で表面を脱脂して表面を乾かす
  5. パテで隙間ができないようにつける
  6. パテが乾いたらガソリンを入れて漏れがないかを確認する

パテを使った修復の場合は、作業中に熱が出るものを使わないのですぐに作業することができます。しかし、はんだに比べると強度に不安もあるため、タンク交換や一時的な補強の方法として覚えておきましょう。

ケミカルを用いた修復方法

穴の修復に使用できるケミカルには以下のものがあります。

  • ウレタン塗料(2液)
  • FRP用樹脂
  • タンク専用のコーティング剤 など

次に修復方法をご紹介します。

用意するもの

  • ケミカル剤
  • テープ
  • さび取り剤
  • 中性洗剤

修復方法

  1. ガソリンタンク内のガソリンを抜く
  2. タンクを中性洗剤で洗浄してガソリンを取り除く
  3. タンク内にさびがある場合は、さび取り剤を使用する
  4. タンク内を十分に乾かす
  5. 穴の部分にテープを貼る
  6. コーティング剤を流し込む
  7. 十分乾燥させる
  8. テープを剥がす
  9. ガソリンを入れて漏れがないかを確認する

注意点

  • FRP用樹脂やウレタン塗料(2液)は耐ガソリン性があるものを選ぶ
  • FRP用樹脂やウレタン塗料(2液)は一時的な補強であることを覚えておく
  • 外側にエポフィラーなどのケミカルやパテを使って穴を埋めることで強度が増す

内側からケミカルを使用することで、タンク内をコーティングして、穴ができる原因であるさびを防止することが可能です。

まとめ

  • バイクタンクを溶接なしで修理するにはタンクの内側と外側から直す2つの方法がある
  • はんだで修理する場合はガソリンが残っていないことを確認して作業する
  • ケミカルで修理する場合は一時的な補強であることを理解して作業する

本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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