バイクのタンクは凹みや傷などで料金が変わる?修理料金の相場
バイクのタンクは、立ちゴケや転倒など損傷の仕方によって、凹み具合や傷の深さが変わります。損傷の程度が異なれば、修理の際に板金が必要であったり、パテで埋めたりと、修理方法も異なってきます。今回は、バイクタンクの修理方法別の料金についてみていきましょう。
バイクタンクの修理が必要になる原因
バイクタンクに傷や凹みがつく原因として考えられるものは、以下のとおりです。
衝突事故
事故の衝撃の強さによって、タンクの凹みや傷の大きさは変化します。衝突時にバイクが横滑りすれば、傷の範囲も広くなるでしょう。最悪の場合、タンク自体を交換しなければいけない可能性もでてきます。
立ちゴケ
運転中にバイクを支えられずに転倒してしまう立ちゴケでは、タンクの側面に傷や凹みができてしまいます。事故に比べると大きな傷や凹みにつながるリスクは低いですが、道路状況や倒れた場所によっては大きな損傷につながるでしょう。
ハンドル
ハンドルの調整を誤ると、ハンドルの先端がタンクに当たってしまい、タンクに傷がついてしまいます。
これらの他にも以下のようなアクシデントがあります。
このように、バイクを走らせていなくても、外部からの衝撃でタンクは損傷します。傷や凹みが増えると、タンクに穴が空く原因になるなどのリスクがあるため、メンテナンスや修理をする必要があるでしょう。
タンクの修理の種類と料金相場

タンクを修理する方法は主に4種類あります。
パテ埋め
凹みや傷による段差を埋めてくれるパテでの修理は、10,000円程度と比較的安い料金で可能です。しかし、塗装が特殊なバイクだと、塗装料金が別途かかってしまうため高額になる可能性があります。
板金修理
凹んだ部分に内側や外側から衝撃を加え、元の状態に戻す修理方法です。パテ埋めと比べ、大きな凹みや傷でも修理でき、タンクの容量も変化しにくいでしょう。この方法のデメリットは、修理工賃が高く、30,000円以上かかる可能性があることです。
デントリペア
内側や外側から、特殊な工具を使い小さな凹みを修理する方法です。メリットは塗装を傷つけることなく修理でき、工賃が安いことです。1つの凹みなら8,000円位から修理ができるでしょう。
パーツ交換
バイクタンクを交換する修理方法です。工賃は1,080円からと安く設定されていますが、パーツ代がかかり、車種によっては高くなるでしょう。板金の修理が高額になってしまう場合などに行う修理方法です。
傷や凹みを自分で直す際の費用
バイクショップやディーラーに修理を依頼するよりも、セルフで修理した方が費用を節約することができます。
パテ埋め
パテ埋めをするときは以下の道具が必要です。
塗装を考えている場合は別途費用がかかりますが、小さな凹みなら2,000円もかからずに修理ができるでしょう。
デントリペア
技術が必要ですが、自分でデントリペアできる工具も2,000円~数万円程度で販売されています。
見た目をできるかぎり元に戻したい場合は、プロに任せた方がきれいに仕上げられます。
まとめ
本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。