バイクのフレーム塗装の役割と2つの種類!自分で塗るときのポイントも解説
本記事ではバイクのフレーム塗装における2つの種類と、この施工を行なう利点や作業の流れなどを解説します。「フレーム塗装に興味あるけど具体的な作業をイメージできない」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
バイクのフレーム塗装における役割とは?
バイクのフレーム塗装には、以下3つの役割があります。
1. 美観
フレーム塗装の最大の役割は、滑らかさやツヤを取り戻して車体を美しくさせることです。この施工は、フレームの立体感や質感を上げるために用いられることもあります。塗装のやり方によっては、新車以上の輝きになる場合もあるといわれています。
2. 保護
バイクは常に雨風や直射日光、ホコリといった過酷な環境にさらされています。そのため、バイクの骨格となるフレームを長持ちさせるには、塗装などによって強固な膜で覆うことが大切です。
3. 防錆
バイクのフレーム塗装には、塗料の層によって金属部分に酸素を触れにくくする防錆効果もあります。錆が生じたフレームをもとの状態に戻す場合、ヤスリなどを使って錆や汚れを落とす手間が発生します。
将来のバイクメンテナンスにかかる手間やコストを抑えるうえでも、フレーム塗装は必要な施工といえるでしょう。
バイクのフレーム塗装における2つの種類

バイクのフレーム塗装には、大きく分けて2つの種類があります。
1. バイクのレストア時に行なうフレーム塗装
バイクの整備工場や塗装専門業者では、旧車のレストア時にフレーム塗装をすることが多いです。レストアとは、旧車を分解して機能や見た目のすべてをもとに戻すことを意味します。レストア時のフレーム塗装はフレームを車体から外した状態で行なうため、スプレー塗料を使って効率よく作業を進められるのが大きな特徴です。
バイク専門店が行なうフレーム塗装の工程などに興味がある方は、ぜひ以下のページをチェックしてみてください。
2. バイクのメンテナンス時に行なうフレーム塗装
バイクのフレーム塗装には、ライダー自身が愛車の見た目をきれいにしたいときに、セルフメンテナンスやDIY感覚で行なう種類もあります。
レストアのようにすべての分解ができない個人の場合、エンジンなどのパーツとフレームがつながった状態で作業を進めていきます。他の部品に塗料が付着するリスクがあることから、レストア時のようにスプレーで一気に塗装をするわけにはいきません。
ライダー自身がフレーム塗装の作業をするときは、テープなどを使って入念に養生をするか、刷毛塗りを選択するのが一般的です。
バイクのフレーム塗装を自分でやるときの流れとポイント
バイクのフレーム塗装を自分で行なうときは、まず以下のようなものを用意したうえで作業に入っていきます(実際に使うものは車種やフレームの状態、希望する仕上がりによって変わってきます)。
作業に入る前に用意しておくもの
作業の流れとポイント
自分で塗装する際の流れとポイントを解説します。
1.ヤスリがけをする
プライマーなどの下地や塗料をきれいにのせるためには、ヤスリを使ってフレームに足がかりを作る必要があります。この作業を丁寧にやっておくと、フレーム塗装の仕上がりも良くなります。
ヤスリがけには金属のトゲやささくれなどを滑らかにすることで、塗装やメンテナンス時の安全性を高める目的もあります。
2.下地をつくる
ヤスリがけが済んだら、次はプライマーと呼ばれる下地を塗っていきます。あとでスプレー塗料を使う場合は、このステップに入る前に紙テープなどを使って養生しておきましょう。
下塗り材と呼ばれるプライマーの役割は、塗料などの接着です。プライマーなどを塗って凹みや傷、錆などを埋めるとフレーム金属の表面が平らになって塗料がきれいにのりやすくなります。サフェーサーは、表面に滑らかにするための厚みを持った下地です。よりきれいに塗装を仕上げたいときには、プライマーの二度塗りをする場合もあります。
3.塗装をする
バイク本体からフレームが外されていない場合は、他のパーツに塗料がかからないように刷毛塗りで行なうことが多いです。刷毛を使ってきれいに仕上げるには、まず塗料の入った缶の縁で刷毛をしごき空気が入らないようにします。毛先が横一文字になるように軽く持ったら、同じ方向に刷毛を動かしてください。あえて鉄っぽさを出す場合は、塗料を塗ったあと乾燥しないうちに垂直に立てた刷毛を使ってザラつきを出すやり方もあります。
4.仕上げをする
塗料の劣化や剥離を防ぐために、仕上げにクリアコーティングを塗ります。均一に薄く塗り重ねるのがポイントです。塗装中のフレームにホコリなどが付着した場合は、塗膜を完全乾燥させたあとに#2000ぐらいの耐水ペーパーや磨き用コンパウンドを使って補正することもできます。
まとめ
バイクのフレーム塗装には、旧車のレストア時に行なわれるものと個人のライダーがセルフメンテナンスとして行なう2つの種類があります。自身で塗装をする場合は専門店のようにフレームをバイク本体から外すことができないため、他のパーツに塗料が飛び散りにくい刷毛塗りで行なうことも多いです。「きれいに仕上がるか不安」という方は、フレーム塗装の実績が豊富な専門店に相談をしてみてください。
本記事は、2020年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。