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バイクのスピードメーター、車検に通る基準とは?

どのくらいの速度で走っているかを表すスピードメーターは、法定速度を守るため、バイクには必要な表示器です。もし異常があれば、事故につながる可能性もあるため、車検でも明確な基準が決められています。今回は、スピードメーターの保安基準と点検・修理方法についてご紹介しましょう。

スピードメーターの誤差や許容範囲はどのくらい?

スピードメーターは、誤差なく正確にスピードを表示しているとは限りません。「道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規則の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示 第五十七条二の二」からの引用では以下の様に記載されています。

「速度表示灯の表示の誤差は、平坦な舗装路面で、速度三十五キロメートル毎時以上において、正十五パーセント、負十パーセント以下であること。」

このように、時速35km以上の速度では+15%、-10%の誤差でなければいけません。また、車検の保安基準でも実速度とメーター誤差の詳細が決められています。

  • メーター40km/hに対し実速度30.9~42.55km/h(平成19年1月1日以降製造)
  • メーター40km/hに対し実測度30.9~44.4km/h(平成18年12月31日以前製造)

保安基準よりもずれていた場合は、車検にも通らず、道路交通法に違反してしまいます。

スピードメーターの検査方法

車検でスピードメーターの検査を行うとき、バイクをローラーのついている機器に乗せて実速度を測定します。手順は車検場により異なるため、検査員の指示に従ってください。また、スムーズに検査を行うには、前の人が行っていることを見て流れを確認することをおすすめします。検査は以下のように行われます。

  1. バイクを検査のローラーに乗せる
  2. ニュートラルにいれる
  3. 自動でローラーが時速40kmまで加速する
  4. 時速40kmでキープされたときのスピードメーターを確認
  5. 保安基準に沿っていれば合格

一連の流れを確認し、スムーズに検査を終わらせるようにしましょう。

故障しているスピードメーターの修理方法

故障しているスピードメーターの修理方法

スピードメーターが故障した場合、基本的には交換が必要になります。もし、オーバーホールをすると、工賃で1万円以上かかる可能性があります。バイクから取り外したり取り付けたりする過程で、配線を触るため、確実に取り付けたいときはバイクショップに依頼するようにしましょう。なお、修理工賃やパーツ代は以下の通りです。

スピードメーターやタコメーターのケーブル交換費用…1,000~2,000円
パーツ代…数千~数万円

工賃は、バイクの排気量や車種によって変わります。また、パーツには純正品や既製品があり、機能などによっても値段に幅が出てきます。修理や交換をするときは、バイクショップで見積もりを出してもらいましょう。

まとめ

  • スピードメーターは時速35km以上の速度では+15%、-10%の誤差以内
  • 車検の保安基準ではメーター40km/hに対し実速度30.9~42.55km/h
  • スピードメーターの検査は検査員の指示に従いスムーズに行う
  • 修理は配線を組む必要があるためバイクショップへの依頼がおすすめ

本記事は、2018年4月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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