車検前に行うべきバイクの整備内容
愛車を車検へ出す際、「何を整備すればいいのか?」と悩んだことはありませんか?ここでは、車検前の整備内容や必要なパーツを紹介します。
車検前の整備内容
車検前に用意しなければいけないものに、「点検整備記録簿」があります。車検前は点検整備記録簿に基づいた点検を行い、バイクを最善のコンディションへ整備していきましょう。以下では、点検整備記録簿のチェックシート内容をまとめました。
エンジン点検
排気ガスの状態、冷却水の量や漏れ、エキゾーストパイプやマフラーの取り付け状態などを点検します。
動力伝達装置点検
クラッチレバーの遊びや作用、チェーンの緩みなどを項目に沿って調整します。
ステアリング装置点検
ハンドルの操作具合やステアリング・ステムの取り付け状態などを確認します。
ブレーキ装置点検
ブレーキペダルやレバーの遊び、ブレーキパッド摩耗の確認および調節を行います。
足廻り点検
タイヤの空気圧、亀裂のチェック、ショックアブソーバーの損傷、オイル漏れなどを点検します。
電気・保安装置等点検
バッテリー液の量のほか、ヘッドライト、ウィンカーの動作を確認します。また、フレームの緩みもチェックする必要があります。
車検をスムーズに通過するためには、実際に点検・整備を行って点検整備記録簿にチェックを入れてから車検場へ向かいます。しかし、すぐに整備が行えない場合などは車検を通した後に整備をする旨を伝えることで「後整備」として車検を通過することが可能です。
しかし後整備を選択した場合は、車検日から15日以内に必ず適切な整備を完了させなければいけません。これを放置してしまうとバイクの整備が不十分となって予期せぬトラブルや事故を招いてしまいます。後整備で車検を通した際は、忘れずに自身で点検をするかバイクショップへ依頼して点検・整備をしてもらいましょう。

整備に必要な道具やパーツ
自分で整備を行うには交換・買い替えが必要な消耗パーツをあらかじめ準備しておく必要があります。各パーツや工具の規格はサービスマニュアルで確認できるため、整備日までにサービスマニュアルを準備しておきましょう。
また、各パーツの洗浄にはぬるま湯や中性洗剤、パーツクリーナーを使用するのが一般的です。古くなったオイルの抜き取りなども考慮して、バケツやたらいは2つ以上用意しておくのが安心です。
まとめ
最後に、車検前バイクの整備内容について、大切なポイントをおさらいしましょう。
本記事は、2017年12月25日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。