大きさや位置は?車検におけるバイクの反射板(リフレクター)の基準
バイクのリフレクター(後部反射器)とは、自転車でもお馴染みの「赤い反射板」をいいます。バイクではリアに装着されます。排気量250ccを超える場合はリフレクターが適切に装着されていないと車検に通らないため注意が必要です。
リフレクターの大きさや設置位置を正しく知って、車検に備えましょう。
リフレクターの位置はリフレクター中心点の高さと左右のバランスを確認しよう
リフレクターの取り付け位置は、リフレクターの中心点が地上から1.5m(150cm)以下でなければいけません。また、リフレクター下部の縁部分は地上から0.25m(25cm)以上になるよう調整しましょう。
そのほか、リフレクターの中心点はバイクの中心面上に合わせて取り付けるのが基本です。万が一カスタムなどでリフレクターを左右に寄せている場合は、バイク後部から見て左右の中心となるようにリフレクターの位置を調整しましょう(側車付の場合は側車を除くバイク本体の中心に取り付ける)。
そのほか、リフレクターは後部から見通せるように取り付ける必要があります。カスタムなどにより「奥ばった位置」「手前に出過ぎた位置」に取り付けている場合は注意してください。
リフレクターの面積・大きさは「10平方センチメートル以上」が鉄則
リフレクターは文字や三角形以外の形が原則です(四角か丸が一般的)。ただし、「O、I、Uなどの文字」や「数字の8」など、単純な形をしたリフレクターなら、例外的に車検に通ることができます。
面積・大きさは、最低10平方センチメートル以上あれば車検に通ることができますが、あまりに小さすぎるものや歪な形をしたリフレクターは基準に適合しないため注意しましょう。そのような場合は、「標準リフレクターに戻す」もしくは「車検基準に適合するリフレクターに交換する」などの対策を行うのがおすすめです。
参考:https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_132_00.pdf

バイクのリフレクターは必ず「赤色」に
リフレクターの色は赤色でなければいけません。また、赤色だとしても著しく損傷・汚損しているものは車検基準から外れてしまう場合があります。これは夜間に150m離れた距離から他車のヘッドライトで照らされた際に、反射を確認できるようにしておく必要があるからです。リフレクターとしての機能を損なうほどの損傷・汚損がなければ大丈夫ですが、汚れが気になる方は車検前に洗車を行いましょう。
まとめ
最後に、車検におけるリフレクターについて大切なポイントをおさらいしましょう。
本記事は、2017年12月25日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。