バイクのETCは自分で取り付けできない!?その理由は?
バイクでツーリングをする方であれば、ETCの取り付けを考えるかと思います。その際、取り付けコストを減らすために自分でETCを取り付けようと考えるかもしれません。しかし、バイクのETCは自分で取り付けてはいけないという事実をご存じでしょうか?
このページでは、「バイクのETCを自分で取り付けてはいけない理由」について解説していきます。
バイクのETCは自分で取り付けてはいけない
冒頭でも述べたように、バイクのETC取り付けを自分で行うことはできません。ネットで検索すると「自分でETCを取り付ける方法」といった内容のサイトがありますが、それを鵜呑みにするのは危険です。
なぜ自分でETCを取り付けてはいけないのか?それは以下のような理由があるからです。
大事故につながる危険があるから
なぜバイクのETCを自分で取り付けてはいけないかというと、大事故につながる危険があるからです。自己流でETCを取り付けた場合、配線ミスが起こる可能性があります。もし配線ミスがあった場合、ETCが作動せずにゲートにぶつかってしまいます。
ゲートにぶつかって停車した際、後続車に追突されると大事故になってしまいます。車同士であれば車が潰れるだけで済むかもしれませんが、バイクが車に追突されると死亡事故につながることも考えられます。
こうした理由から、バイクのETCは自分で取り付けてはいけないことになっているのです。
補足:車用のETCは流用できない
バイクに車用のETCを流用しようと考える方もいると思いますが、車用ETCの流用は基本的に不可能だと考えてください。なぜなら、車用のETCには防水性や防塵性がほとんどないからです。
バイクのETCは雨ざらしになったり路面からの振動にさらされたりと、厳しい環境下での動作を余儀なくされます。専用設計のバイク用ETCであれば耐えられますが、車用のETCではすぐに壊れてしまうでしょう。
ETCが壊れるとゲートが開かなくなり、先ほど述べたような事故の原因になります。バイクには必ずバイク用のETCを取り付けましょう。
ショップで取り付けてもらう場合の費用は?

ここまで解説したように、バイクのETCは自分で取り付けてはいけません。そのためETCの取り付けはショップに依頼することになりますが、その際の費用はどのくらいなのでしょうか?
まず、ショップでのETC取り付け料金の内訳は
の3つです(+消費税)。
そして、取り付け料金は車種によって変動します。あくまでも一例ですが、取り付け料金を表にまとめたので参考にしてください。スクーターなど、ETC取り付けの工数が多い車種ほど工賃が上がっていきます。
ネイキッド | オフ車・アメリカンなど | カウル付き・スクーター | |
---|---|---|---|
ETC本体価格 | 16,800円 | 16,800円 | 16,800円 |
セットアップ料金 | 2,500円 | 2,500円 | 2,500円 |
取り付け工賃 | 7,000円 | 9,500円 | 12,000円 |
合計金額 | 26,300円+税 | 28,800円+税 | 31,300円+税 |
出典:バイク用ETC2.0|2りんかん|ETC助成対応のETCニ輪車セットアップ店
まとめ
いかがでしたか?今回は、バイクのETCを自分で取り付けてはいけない理由について解説してきました。ETCは取り付け不良があるとゲートが開かなくなる原因になるので、必ずプロに取り付けを依頼しましょう。
本記事は、2020年1月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。