バイクのo2センサーの取り外しと清掃の方法を徹底解説!
環境問題が重視される現代では、o2センサーを搭載しているバイクも少なくありません。しかし、o2センサーが不調になると燃費が悪くなるだけでなく、運転中の違和感やエンストなどが起こるため、早めに対処することが大切です。ここでは、o2センサーの不調症状や脱着、清掃方法についてご紹介します。o2センサーの不調を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
o2センサーの役割は?
o2センサーとは、バイクの排気管に付けるセンサーのことで、排気ガスに含まれる酸素量を測定します。そして、測定した酸素量の情報はECUに伝わり、そのデータをもとに噴射する燃料の濃さが決められるのです。一般的に、混合気中の酸素と燃料の理想的な比率を「理想空燃比」といい、ガソリンエンジンにおいては「14.7」と決まっています。この数値を維持することで排気ガス中の有害物質が少なくなり、環境への影響を最小限に抑えられるのです。
o2センサー不調の症状
o2センサーが不調、もしくは故障した場合は以下の症状が出るのが一般的です。
<o2センサー故障時の主な症状>
o2センサーの脱着と清掃方法

o2センサーはマフラーのエキゾーストパイプ、もしくは2サイクルエンジンのチャンバーに取り付けられており、年数だと5年~10年、走行距離だと8万km~10万劼寿命の目安といわれています。また、o2センサーがかぶりやすい車種もあるようなので、2年~4年毎に清掃するようにしましょう。
<取り外し方法>
o2センサーのカプラーを取り外し、o2センサーをスパナで緩めて取り外していきます。
<取り付け方法>
o2センサーネジは高温にさらされるため、焼き付き防止(スレッドコンパウンド)を塗ってから取り付けます。
<清掃方法>
o2センサーを真鍮ブラシ等などで擦り、カーボンを取り除いてから接点復活剤の洗浄タイプでo2センサーを洗います。
まとめ
本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。