バイク買取・中古バイク査定ならグーバイク買取。相場検索、専門家のサポート

高速道路でのバイク二人乗りの正しいルールとは?

普通自動二輪の免許を取得したら、一度は憧れるのが「二人乗り」です。映画や漫画などで景色が良く雰囲気のあるシーンの中で用いられることがあります。ただし、二人乗りは誰でも行えるわけではありません。特に高速道路では道路交通法で決められた条件があります。また、規制に関する条項もありますので、情報をまとめてみました。

高速道路での二人乗り

一般道では道路交通法にて定められている自動二輪車に関して、相応の免許保持者(大型二輪・普通二輪・小型限定普通二輪)について免許を受けていた期間が通算して1年以上の条件を満たしている場合にのみ二人乗りが出来ます。しかし高速道路については先に挙げた運転免許を受けた期間が通算3年以上を越えること、そして20歳以上であるという条件を満たさなければ二人乗りをすることが出来ません。

高速道路で安全走行するには

二人乗り走行では、運転者の操作如何で同乗者の動きが左右されます。また、スピードを伴う高速走行では、二人乗りをすることで交通事故の可能性が数十倍にも膨れ上がることを認識するべきでしょう。高速道路で安全走行をするためには、乗車姿勢に気を付けること、同乗者も乗車姿勢を守ることを基本としましょう。自分本位・スピード本位の走行ではなく「同乗者を乗せている」という思いやりの気持ちが大事です。特に急発進や不用意な加速をしないようにしましょう。同乗者に不安を与える運転行為は、大きな事故に繋がる可能性があります。特に、コーナリングを行う時は同乗者の手助けによって安定性が保たれます。コーナーへ進入する速度が速すぎる場合や、一人で走行する時のように大きく車体を傾けてしまうと同乗者はバランスを崩してしまいます。同乗者の乗り方に対しては事前にレクチャーすることをおすすめします。

首都高では規制があります

首都高では規制があります

首都高は自動車専用道路の位置付けではありますが、1つの事故が規模の大きいものとなりますし、首都高全体を閉鎖させてしまう可能性も否めないので、都内中心部の一部区間では自動二輪車の二人乗りを全面的に禁止としています。

バイクの二人乗り禁止に関する規制標識がありますので、それに従うようにしましょう。中央環状線や湾岸線はバイクの二人乗りが認められています。都内で二人乗りをする場合は外周回りである中央環状線や湾岸線を経由するか、一般道を利用しましょう。ただし、大型バイクなどに取り付け出来るサイドカー(側車)に関しては、規制区間でも乗り入れが認められています。

高速道路を安心して安全に走る二人乗りテクニック

運転手、同乗者共に安全な服装をする

バイクは車と違い、運転手と同乗者が車体に守られていません。そのため、同乗者も万が一に備え、安全な服装を心がけるようにしましょう。理想的な服装は以下の通りです。

  • フルフェイスのヘルメット
  • 革製のウェア または プロテクター内蔵のツーリングウェア
  • グローブ
  • ブーツ
  • レインウェア(雨天時用)

ヘルメットは着用義務があります。高速ではスピードが80km /hを超えるため、風やゴミ、雨などを防げるフルフェイスのヘルメットがおすすめです。高速走行時に普通の服や靴を着用していると、万が一転倒した場合、重症を負うリスクが高くなります。専用のウェアを着用することで、重症を負ったり死亡したりする確率を低くすることができるでしょう。また、急な雨でも対応できるように上下のレインウェアを用意しておくことをおすすめします。

乗降時や走行中に十分なコミュニケーションをとる

バイクでタンデムをするときは、運転手とのコミュニケーションが何よりも大切です。後ろに乗る場合でも、運転手の準備が十分でないときに同乗者がまたがると、バランスを崩し転倒する場合があります。必ず運転手の指示に従って、乗り降りをしましょう。

運転中も同様で、運転手の邪魔にならない姿勢を取ることが大切です。どのような姿勢がいいかは運転手によっても変わってくるので、「どこをつかむか?」など事前に決めておきましょう。お互い楽な姿勢で乗れるようコミュニケーションをしっかりととることで、乗車時の疲労軽減が期待できます。

注意点として、事前にトイレの合図などを決めておかないと、サービスエリアなどによることができません。運転手はいつもより多めに休憩を取ることが大切です。無線やインカムなどがあると、会話しながら快適に走行することができるでしょう。

急がつく動作はしない

緊急時を除いて急操作は厳禁です。急発進や急停止を行うと、同乗者がバイクから落ちてしまう可能性があるので大変危険です。同乗者の体重分、一人で運転するときよりも重いので、いつもよりも制動距離や加速性が変わります。
そのため、発進やクラッチ操作、ブレーキング、ハンドル操作はより丁寧に行いましょう。前後の車両と適度な車間距離を保つことで運転に余裕ができ、急停止や急発進の頻度を抑えられます。

居眠りをしないよう注意する

同乗者が急な眠気を感じても、運転手が気付くことは難しいでしょう。高速運転中、急に眠ってしまうと大変危険です。コミュニケーションをとって事前に休むことも大切ですが、いざというときでも大丈夫なように、タンデムベルトなどがあると、リスクを軽減できます。眠気がある場合は、運転手に遠慮せずに自分の体調を伝えることが重要です。

大型トラックの周囲は避けて運転する

バイクは車に比べると小さいため、大型トラックに視認してもらえない可能性があります。そのため、近くを走っていると、トラックの運転手が気付かず、車線変更をしてくることもないとは言えません。トラックと高速で接触した場合、重症でとどまれば良いですが、生命の危険にさらされる可能性も十分に考えられます。同乗者を守るためにも、運転手は周りの車にも気をつかった運転を心がける必要があります。

まとめ

バイクはルールを守ることで事故を防ぐことが出来ますし、同乗者や周囲を走行する自動車等とのトラブルも回避出来ます。楽しいタンデムとなるよう、交通ルールやマナーをしっかり理解して、守ることが大切です。

本記事は、2016年4月25日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

topへ戻る