ワインディングからハイウェイまで 余裕持った長旅を可能にする

Vストローム1000 ABS

気になるチェック

足つきチェック

両足の指が付け根までしっかり着地した。かかとは浮いているが、不安感はない。
モデル身長:173cm

Vストローム1000 ABS

SUZUKI Vストローム1000 ABS
新車価格:140万4000円(税込)

Vストローム1000XT ABS

SUZUKI Vストローム1000XT ABS
新車価格:144万7200円(税込)

Vツインならではの
中~高回転フィーリング

 Vストローム1000最大の特徴は何と言ってもそのエンジンだ。他メーカーのアドベンチャーモデルを見ると概ね並列2気筒エンジンを採用している。そんな中、国内メーカーでは唯一スズキだけがVツインエンジンを採用しているのだ。
 Vツインはその名の通り前後にV字型の構造のため、どうしても車体が長くなってしまう。しかしスズキはそのことによるデメリットよりもスムーズな回転と、振動の少なさをメリットとして捉え、採用した。
 そのため、一般的なアドベンチャーマシンとは違い、低回転のトルクよりも中~高回転までスムーズに回る軽快なエンジンフィーリングが得られる。Vストローム1000がロングツーリングに適している理由はまさにこのエンジン特性にあるのだ。

ロングツーリング向け装備が充実

大型スクリーン

大型スクリーンは高さと角度をそれぞれ3段階で調整可能。ライダーの身長に合わせることで高速道路などの快適性を向上させる。

広い視界

ライディング時の視界は広く、メーター周りやバックミラーも見やすく配置されている。スクリーン上部の反り返しがないことで歪みもない。

リアキャリア

リアキャリアはタンデム時にパッセンジャーが掴みやすい構造になっており、ツーリングバッグの装着も容易だ。

フラット形状シート

シートはフラット形状で快適な座り心地を追求し、後部座席にパッセンジャーが乗車した時にも高い一体感を実現。サイド部には滑り止め生地を採用。

ダートで真価を発揮するトラコン

モード「2」では車体を寝かせてコーナリングするような場面でもリアが滑らずしっかりグリップを感じることができた。

コーナリング

ロードタイヤを履いていても路面に浮いた小石などで作動し、リアが滑らずにしっかりと加速してくれるのを感じる。

ロードタイヤ
トラクションコントロールシステム

トラクションコントロールシステムは手元のスイッチでモードを選択。路面状況などに応じて2つのモードが設定されている。

トップ&サイド アルミケース

スズキから38Lのアルミトップケース、左右各37Lのアルミサイドケースがラインナップ。取り付けに必要なキャリアセットも。

大型ツーリングバッグ

ロングツーリングに最適なビッグアドベンチャーマシンらしく、積載性能は抜群。大型のツーリングバッグも安定して積載できる。

Vストローム650XT ABS

気になるチェック

足つきチェック

1000ccに比べると足首の角度が緩やかに。ちょっとお尻をズラせば片足をベタ付きできる。
モデル身長:173cm

Vストローム650XT ABS

SUZUKI Vストローム650XT ABS
新車価格:95万400円(税込)

Vストローム650 ABS

SUZUKI Vストローム650 ABS
新車価格:90万7200円(税込)

ロード性能を犠牲にせずダートも楽しめる

 ハンドガードとエンジンガードがつき、スポークホイールになっているVストローム650XTをダートに持ち込んでみた。
 思った通りスポークホイールが路面の凸凹による衝撃をうまく吸収してくれ、タイヤが弾かれてしまうようなことはなかった。さらにここで真価を発揮するのがトラクションコントロールだ。スポーツ走行に適した最低限の介入にとどめたモード「1」と、ウェット路面など悪条件にも対応できるモード「2」が選択可能。
 通常オフロードモデルには前21インチ、後18インチのホイールが装備されることが多いが、このVストロームのXTモデルはスタンダードと同じ前19、後17インチを採用しているため、ロードでの安定感も犠牲にしていないのもポイントだ。

充実のオフロードパーツ!

スポークホイール

XTモデルは前19インチ、後17インチのチューブレスタイプのスポークホイールを装備。しなやかな乗り心地と軽快なハンドリングを実現。

ハンドガード

雨天での走行や、冬の寒い時期に嬉しい大型ハンドガード。オフロード走行時には飛び石や枝から手を保護する役目も。

エンジンガード

フロントタイヤの巻き上げる石などからエンジンを保護するエンジンガードも標準装備。見た目もよりアドベンチャーマシンらしくなっている。

プリロード調整アジャスター

工具不要でリアサスペンションのプリロードを調整できるアジャスターを装備。タンデムや重い荷物を積載した時に、工具いらずでアジャスト可能だ。

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