
予算と自分の車両に応じ選択できる幅が出来た!
前項目の入門で紹介した通り、バイク用ETCは2種類のみ。アンテナ、インジケーター、車載器がひとつにまとまったコンパクトな一体型と、アンテナ、インジケーター、車載器がわかれた別体式だ。
つい最近発売された一体型は、車載器を搭載するラゲッジスペースのなかった車両には打ってつけ。スーパースポーツやネイキッド、オフロードといった車両に向いてバイク向けの製品もだいぶ充実してきたナビ。価格、機能もさまざまに、自分の使い方に合ったものが選べるようになった。ただ、注意したいことがある。それは、必ずバイク向けに設計された端末を選ぶということ。たまにクルマ用ナビを使っている人を見かるけど、振動や雨などをダイいる。
一方、別体式は車載器を車両の中(見えない箇所)に取り付けてしまうため、見た目がスマート。さらに、高速のパーキングなど、停車してバイクから離れるたびに、ETCカードを車載器から抜き取るという手間も必要ない。
取り付け費用に関しては、車両やお店によって若干変わってくるものの、2つの価格差は約1万円。その価格差を大きいと感じるか、小さいと感じるかで、それぞれが車載器を選べばよいと思う。

Honda Access
CB400SF用
二輪車ETC車載器キット
アンテナ一体タイプ
価格:3万240円
車載器に電源ハーネスが付属した一体型キット。ハンドル中央部分からオフセットして取り付けられるため、同社からリリースしているナビを付けたときにも干渉しない設計。なお、キットの販売、取り付けは「Honda二輪ETC車載器セットアップ店」のみとなっている。※取り付け費用、セットアップの料金は別途必要になる。
Y'S GEAR
アンテナ一体型二輪車用ETC取り付けステー
価格:4200円
3ピースで構成されていたこれまでの別体式ETC車載器では、車種別に取り付けステーが用意されていたため、それに合致しない車両ではETCの取り付けが難しかった。しかし、今回発売された一体型ETC用ステーは、ハンドルの取り付けボルトを利用するので、ヤマハ車はもちろん、他メーカーの車両でも取り付けが容易になった。