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今年の夏は、バイクでキャンプに行ってみません?
それも、「キツイ、汚い、カッコ悪い」はすべて抜きの
簡単でスタイリッシュなキャンプツーリングに!
マジでだれでもできちゃうアウトドア旅、あるんです!! |
文=田宮徹&編集部 写真=宮崎雄司 モデル=水野ちはる |
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お手軽キャンプ旅でリフレッシュしよう! |
キャンプツーリングと聞くと、「難しそう」とか「準備が大変そう」、「現地で困りそう」と、とにかくそんな消極的なことばかり考えてしまうライダーも多いだろう。
その気持ち、分からなくもない。たとえば、バイク便だって積まないようなデカいコンテナボックスに、荷物を超満載した長期放浪ライダーに、「一緒にどう?」と誘われても、キャンプツーリング未体験者のほとんどは、前述の消極的意見でお断りを入れるはずだ。
でも、今回みんなを誘いたいのは、大荷物の本格的な野宿系ツーリングではない。いわゆるオートキャンプに近いような、もっとスタイリッシュで、手軽にアウトドアを【かじれる旅】なのだ。
ん、なんでわざわざ、そんなモノに誘うのかって? それはみんなにも、一昔前に大流行りしたマイナスイオンを浴びてほしいから……。というのは冗談だが、あながち嘘でもない。
普段、コンクリートの街で仕事や勉学に追われていると、マイナスイオンを浴びることは皆無に近いが、マイナスな空気に埋もれていることは多々ある。その結果、「現代人ならではの負」が我々の心身に取り込まれてしまうわけだ。
これを打ち消すには、負を掛け合わせるしかない。マイナス×マイナスはプラスなのだ。そしてマイナスイオンは、その要素のひとつとなり得るだろう。
しかし、マイナスイオンより強力に、現代人の負をプラスに変えられるものがある。それはモノが足りない、つまりマイナスな生活の心地よさなのだ。
でも、普段はモノにあふれて暮らしているのに、いきなり何もない生活を、というのはちょっと難しい。それこそ、気持ちがマイナスになってしまう。そこで、オートキャンプ風のツーリングなんてどうだろう、というわけだ。
寝る場所は、最初はべつにテントじゃなくてもいいと思う。コテージとかログハウス、トレーラーハウス……。もちろんホテルじゃダメだけど、すでに建てられている施設で十分だ。これらは、キャンプ場にあることがほとんど。つまり、炊事場や風呂やトイレ、さらには簡易ベッドや毛布など、自分の家ほどではないが、ある程度のモノは揃っている可能性が高い。まさに、ちょっとだけモノが少ない状態なわけだ。
キャンプに精通したひとからは、「そんなのはキャンプじゃない!」と意見されるかもしれない。でも、そんなこと気にする必要はない。
だって、キャンプ上級者と言われるひとたちだって、それなりに多くの荷物を持っていくことがほとんどだ。荷物は昔よりコンパクトだけど、それは各用品が改良されて小型化されただけであって、点数的には増えている、なんてひとも大勢いる。結局、お手軽キャンプツーリングと上級者の野宿系ツーリングは、寝床や道具が、現地にあるのか、持っていくのかの差くらいしかないのだ。
そんなことよりも重要なのは、キャンプツーリングに出かけた先で、どのようなプラスを得て帰ってくるか。これに尽きる。
お手軽キャンプツーリングなら、準備から現地での遊び、帰宅後の片づけまで、すべてに余裕が生まれる。そしてその結果、キャンプビギナーでも多くのプラスを得られるはずなのだ。
あなたのマイナス、気軽にプラス変換してみませんか? |
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本当の自然と比べれば、圧倒的に人工建造物が多いキャンプ場でも、僕らが暮らす街と比べれば、非日常的な世界だ。その空間にいるだけで、日ごろの疲れや都会の喧騒は、忘れてしまう。 |
小さく収納可能なタックルを忍ばせておいて、自分で釣った魚を夕飯にする。そんなワイルドさを加えたキャンプツーリングも素敵。でも、坊主だとマイナス感が大幅増かな……。 |
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ボーッと過ごしてリフレッシュするのもいいけど、自然のなかでアクティブにカラダを動かすことで、本来の自分を取り戻すのもアリ。TVやPCがなくたって、いくらでも遊びはある! |
キャンプ場によっては、花火だってOKだ。後に紹介する「4Hオートキャンピングパーク」の場合、夜8時半まで可。他人への迷惑や火事、ゴミの後始末には気を遣おう! |
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キャンプ場は、街から離れた場所にあることがほとんど。すぐ近くで、こんな絶景を拝めるかもしれない。こんな場所なら、酸素もマイナスイオンもたくさん吸収できるはず! |
彼女や奥さん、彼氏や旦那さまと、ふたりでキャンプツーリングに出かけてみれば、非日常空間のなかで、お互いのこれまで知らなかった部分を垣間見ることができるかもしれない。 |
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