新型マーレピストンへ交換し、早速走ってきました。 　 　 　 　 ピストン交換後の体感を要約すると…. 　 　 １：エンジン始動性が、すこぶる良好（元々良かったのもあります） ２：踏み降ろすキックペダルが、軽いんじゃない、滑らか。 ３：排気音が明らかに違う。低音が効いて、元気が良い。 ４：走り出してすぐ判る　トルク感。増している…。 ５：ショベルで心地良い「鼓動感」は増し増しに。 ６：スロットルをひねると、以前より粒の大きな鼓動感が背後から迫る。 ７：80ciショベルで目立つ不快な振動が、明らかに減った。 　 　 ….要約すると、このような印象。 　

キックスタートの様子

エンジンの始動性は元々良かった車両でしたが、冷・温と共に、楽勝でキック1発という状態に。キックペダルに伝わる感触は、軽い….ではなく、滑らか。　なんの抵抗感もなく、ツルッとキック一発で目覚めるから、爽快そのもの。 　

そして走り出しますが、一発一発のトルクの粒が明らかに大きい。 スロットルを捻ることでのエンジンの表情の変化が以前よりも明確。 あと振動。心地よく、気持ち良い加速感。 気のせいでない、不快な振動が軽減され、心地よい鼓動感が増している。そういえば、シャーシダイナモ上で、回した時も「不快な振動」が気にならなかった。高速道路で、ネジとか色んな物が落ちてしまいそうな振動があるでしょう。それらが、ピタッと収まりました。 　 　 …… 　 　 　 ピストンを変えるだけで、ショベルがここまで化けるとは。　正直、予想していなかったです。 　 　 　 ….私もね。 　 これまで。なんだかんだ、業界に20年以上居ますが。 　 こんな「マニアックな比較」は行った事はなかったんですよ。 　 ショベル時代の普通のキャストピストン 　 バーサス…. 　 マーレでフルモデルチェンジされた普通のスペック・ピストン 　 なんて…..。簡単には出来ない比較でしょう。 　 　 　 　 結果。 　 　

ピストンで、ここまで体感出来るものとは…という驚きもあり。 　 　 これまで実績多数のマーレピストンで。 　 初めてマーレのピストンを見たその日から。 　 いつか、「ショベルにマーレのピストンを入れて走る」 　 ….これを、目標としていましたが。 　 　 　 「やっぱり最高だった」のを確認しました。 　 　 　　 そのくらい、マーレのピストンは別格です….。 　

ピストンそのものも軽量化された上に ピストンデザインはマーレ社のエンジニアの手によって 近代的にアップデートされ、優れたピストンリングの恩恵によって… 　 　 　 　 「そんな軽量で動きの良いピストン入れるとショベルらしさが無くなるんじゃ…？？」 　 　 　 お客様の中で、このような問いかけもありました。 　 　 　 いえいえ…. お客様。 　 想像してみてください 　 　 　 ピストンのところで、ロスってたもの。 　 　 それが 　 ぜーーんぶリアタイアに伝わる！！ 　 …..すると 　 　 そんなネガティブな想像達は、真逆に作用する……。 　 　 …とは思いませんか…(^^) 　 実際に乗ってきて、それを体感してきました。

ショベルを、より楽しく乗る要素の一つとして、当ピストン。取り入れて頂ければ幸いです。