お買い得だと思ったときが買い時だ!
人気の高年式車から今回紹介するお買い得プレミアム中古車、さらに原付スクーターまで、幅広いラインナップを揃えるバイカーズステーションSOX。関東を中心に北は北海道から南は福岡県にまで店舗を構える同グループは、まさに中古車に関することならなんでもお任せの安心のバイクショップ。そのなかから、今回はSOXさいたま中央店の百橋店長に話を伺うことができた。
まずは、価格が下がりやすいモデルについて聞いた。
「じつは輸入車と国産車では価格の下がり方は違います。輸入車は中古車となると、全体的にガクンと価格が下がる傾向が強い。国産車は現行で継続モデルのある90年代〜00年代の車両は安くなる傾向がありますね」
とのこと。これは前のページでも紹介したとおり。しかし、それぞれに例外があるという。
「たとえばドゥカティは、スーパーバイク系であれば年式を問わずに高値で安定しています。下がりやすいのは、モンスターやムルティストラーダなどですね。そして、輸入車でも国産車でも限定モデルは、高い価格になることが多い。限定モデルではないですが、ファイナルエディションも高騰しやすいですね」
実際、カワサキGPZ900Rは全体で見れば価格は抑え気味だが、ファイナルエディション(03年)は上昇傾向にあるという。ほかに90〜00年代に発売されたモデルでも、2度と出ないであろうモデルは価格が高騰している。
そう、2ストロークモデルだ。
「近年、NSR250Rなどのレーサーレプリカは新車時の価格を超えそうな勢いがあります。さらに中型クラスでいえば、現行型では少ない並列4気筒モデルの人気が高いですね」
ほかにもゼファーシリーズなどは総じて高価格で安定傾向にあるなど、90〜00年代のモデルであれば、必ずしもリーズナブルというわけではない。そして、いま安くても、何かのキッカケで高騰する可能性もあるのだ。そこで、今後価格が上がりそうなモデル、またはその見分け方を聞いてみた。
「いまは価値観の多様化もあって、いつ、どんなモデルに人気がでるか分かりません。だから、なかなか予測できないんです」
つまり、先のことよりも乗りたいと思ったときが買い時、ということなのだ。