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バイクで道路のセンターライン沿いを走る危険性について

公道を走る時は、道路のどの位置に走行ラインを取ればいいのでしょうか。何らかの理由で、左側でなくセンターラインぎりぎりの場所を走行していることもあるかもしれません。ですが、センターライン近くを走ることは大きなリスクがあります。

センターライン沿いを走ることの危険性

渋滞時、車の流れが詰まり始めるとバイクはその間を縫うように「すり抜け」を行うことが多くなります。バイクは左側通行が原則ですが、「すり抜け」からの右折を考えて、センターライン沿いを走行するバイクも存在します。

センターライン沿い、すなわち左側車線の中央寄りを走行することは、対向車との接触の可能性があります。ただ単にセンターライン沿いを走っているだけで交通違反と認定されるわけではありませんが、後続車との接触や対向車との正面衝突のリスクが大きいため、走行位置には十分注意しましょう。

センターラインオーバーの過失割合

センターラインをはみ出して事故を起こした場合、法律に照らし合わせるとセンターラインをオーバーした側に100%過失があるとされています。

しかし、実際に上記のような事故が起こった場合、センターラインを越えた加害者だけでなく、衝突された被害者も、センターライン沿いを走行していた場合には過失が認定されることが多いです。はみ出した加害者側に100%の過失割合がかかることは、まずありません。

通常、被害者側にも1〜3割の過失割合が提示されることが多いです。つまり、対向車がセンターラインオーバーを起こし、センターライン寄りを走行中のバイクと衝突した場合、衝突された側は怪我だけでは済まない上に、被害者であっても過失割合を大きく取られてしまう可能性があるのです。

センターラインオーバーの過失割合

自動車側は「バイクは左側を走るもの」という思い込みがある

自動車のドライバーは「バイクは左側を走る」ことを常識として捉えている可能性があります。そのため、右折待ちのために右折レーンにいる場合を除いて、センターライン寄りにバイクを走らせていることが「ありえない」と感じることがあるようです。

このように、ライダーとドライバーの温度差が「幅寄せ」等の嫌がらせに転じることがありますし、事故に繋がることも考えられます。

まとめ

「みんなやっている」「減速や停車をせずに前へ進みたい」というような心理状況から、右側寄りに走行位置を取ることや、むやみなすり抜けが多くなる傾向にあります。

「リスクは承知の上で運転している、自分は大丈夫」という気持ちを捨てて、今一度運転教本を見直し、キープレフトを意識した走行を行いましょう。

本記事は、2017年11月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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