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融雪剤(塩化カルシウム)はライディングにどう影響するのか?

冬季に入ると日本各地で積雪、道路凍結、通行止め等の警告が出始めますが、このシーズンに気を付けなければならないのが「道路に散布された融雪剤」です。知らなければあっという間に愛車が錆だらけになる……なんて可能性もあるので、ぜひこの機会に融雪剤とバイクの関係について目を通していってください。

今回は、融雪剤がある場所での注意点や走行後のケアについて解説します。

融雪剤がバイクにもたらす影響とは

積雪が見られる地域では、通行人や街の安全のために道路に融雪剤が撒かれる場合があります。融雪剤は、凍結防止剤や塩化カルシウム等とも呼ばれ、冬季に登場する除雪車が実際に道路を走りながらこの融雪剤を散布していきます。

融雪剤は水分を多く吸収する性質を持っているため、大量の水分を含んでいます。バイクに付着すると、拭き取った程度では落としきれないと言われており、急速に錆を進行させる要因になります。そのため、知らずに融雪剤を浴び、万が一、数日間バイクをそのままにしていれば瞬く間に錆が進行してしまい、後の祭りとなる可能性があります。

融雪剤がある場所での注意点

道路に融雪剤が撒かれていると事前に把握出来た場合は、可能な限り地面の融雪剤を巻き上げないよう丁寧なライディングを心掛けましょう。また、トラック等の大型車や、対向車が巻き上げた融雪剤を浴びないよう、車間距離を十分に取りながら走行するのも有効です。

万が一、融雪剤散布中の除雪車等を発見した場合は、わざわざ融雪剤を浴びに行くのでなく、可能であれば迂回してルート変更をする等、状況にもよりますが少しでも融雪剤を浴びない最善の判断が出来るようにしてください。

融雪剤がある場所での注意点

融雪剤による錆対策は走行後のケア一択

前述にもあるように、一度付着した融雪剤は少しの拭き取りでは落としきれません。そのため、可能であれば帰宅後すぐに洗車を行い、錆が発生し得るパーツを細かく清掃しましょう。

洗車が難しい場合には、研磨剤入りのワックス掛けを行えば、こびりついた融雪剤を削り落とせるのでおすすめです。いずれにしても手間がかかる作業ですが、次回のライディングや来シーズンで気持ち良く愛車に乗るためにも、忘れずケアしていきましょう。

まとめ

融雪剤がある場所での走行は特に注意し、可能であれば走行後すぐに融雪剤対策としての洗車を行いましょう。走行頻度が高いほど洗車の回数も増えてしまいますが、冬季シーズンならではの行事として捉え、大切なバイクをいつまでも綺麗に保てるよう意識してください。

本記事は、2017年1月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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