バイクの保管、どうすれば?盗難や傷・汚れを防ぐ安全で確実な保管方法
実家ではガレージに保管出来たけれど、アパートやマンション暮らしを始めてからは、バイクの保管場所に困るようになってしまったという経験を持つ方はいませんか。また、実家住まいでも、大型バイクの保管場所に困ってしまったという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、バイクの保管に関する情報をまとめました。具体的には、保管中に起こりやすいバイクの汚れや傷、盗難を防ぐための方法や、そのためのおすすめグッズを紹介しています。
これなら自宅保管が出来るかも?バイクを保管する手段
自宅でバイクを保管する手段には、以下のようなものがあります。
屋根付きのカーポートやガレージ
まずは、風雨をしのげる屋根付きのカーポートやガレージが第一に挙げられます。車を複数台駐車出来るスペースが持てれば、車とバイクの駐車も可能です。
バイク用簡易車庫
バイク用の簡易車庫は、テントのように骨組みを組み立てた後、防水布を骨組みに合わせてセットするだけのものですが、台風等にも負けないクオリティの商品も存在しています。ただし、設置には車一台分程度のスペースが必要です。
バイクカバー
省スペースでバイクを保管したい場合には、バイクカバーが便利です。風雨からバイクを守るという意味だけでなく、車種や型式を隠せるため、盗難防止にも一役買います。カバーは安価で購入出来ますが、経年劣化が早いというデメリットがあります。半年から一年ごとに、一枚新調していくことをおすすめします。
バイク保管サービス
自宅を保管場所にすることが物理的に無理という場合は、近隣にあるバイク保管サービスを利用することをおすすめします。バイクの駐車も可能な月極駐車場の他、バイクの保管が出来るコンテナタイプのトランクルーム等が一例です。
賃借料がかかりますが、風雨による劣化や、盗難のリスクを減らすことが出来ます。複数台バイクを所有している方はもちろん、メンテナンスグッズと一緒に保管をしたい方、オフシーズンに一時保管をしたいという方におすすめです。

シーズンオフに知っておきたい長期保管の注意点
冬期はバイクに乗らない方も多いのではないでしょうか。来シーズン、万全な状態で運転出来るように、ほんの数ヶ月間の保管であっても、以下のような対策を施す必要があります。
1.キャブレター内のガソリンは抜き、タンクにガソリンを満タンにする
この2つのアクションは、キャブレター内に残ったガソリンの変質を防ぐと同時に、ガソリンタンクのサビを防止する効果があります。キャブレター内のガソリンは、ドレンボルトを緩めて抜くか、もしくは燃料タンクのコックを閉じた状態でアイドリングを続け、キャブレター内のガソリン消費を促します。
ガソリンタンクに満たしたガソリンも、数ヶ月後には劣化しますので、ツーリングシーズンになったらタンク内のガソリンは処分し、新しいガソリンを使いましょう。
2.バッテリーは外す
バッテリーをバイク本体に設置したままだと、自然放電してしまいます。次に運転する時、バッテリー上がりでエンジンがかからないという状態を避けるためにも、バッテリーは外し、安全な場所で保管します。
3.防錆スプレーやグリスアップは万全に
塗装されておらず、金属がむき出しになっている部位には防錆スプレーをしっかり吹きつけておくことが大切です。サビは湿気等が原因で発生するので、長期保管の際は必ずサビ対策を講じます。
チェーンは洗浄液を用いて汚れを落とした後、水分をしっかり取り去り、グリスを塗ります。ゴム部品に対してはエンジンオイルを塗ることも一案です。ゴムの劣化を防ぎ、部品交換時のスムーズな動きが期待出来ます。
4.バイクカバーは3重での保管がおすすめ
バイクカバーは、湿気や水分が原因のサビを防ぐために、3重に使うことをおすすめします。上から一枚、タイヤ側(下部)から一枚、そして仕上げに上から一枚というように使うことで、雨や雪の浸入を防げます。
また、屋外に保管する場合は、紫外線の影響でカバーが劣化しやすいです。半年に一度の頻度でバイクカバーを交換しましょう。
保管時の盗難対策はどうすれば?
バイクの保管時は、「バイクの形や車種・型式を隠すこと」「第三者にバイクの存在を知らせないこと」が重要です。また、U字ロックやディスクロック等を2つ以上使うことをおすすめします。
長期保管になる場合は、第三者の侵入が難しい場所で保管をすることも一案です。野ざらし駐車は避け、セキュリティが万全なバイク専用のトランクルーム等の利用を検討するのもいいでしょう。また、バイク店等で行う一時預かりサービスを利用することもおすすめです。
まとめ
一晩だけの駐車保管からシーズンオフの長期保管まで、場所や方法を知っておくことで、自慢の愛車を盗難や汚れから守り、長く乗り続けられます。バイクの保管が可能なトランクルームも増えているので、お住まいに地域のトランクルームをチェックしておくこともおすすめします。
本記事は、2017年11月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。