【バイク】キャブレターのガソリン漏れ(オーバーフロー)の原因と対処方法
「バイクを始動したら、キャブレターからガソリンが漏れ出した(オーバーフロー)。」その場合は早急に対処しなければいけません。ここではなぜ、キャブレターからガソリンが漏れるのか、また、その対処法についてご紹介しましょう。
ガソリン漏れ(オーバーフロー)の原因
キャブレターからのガソリン漏れが発生するのは、以下が原因と考えられます。
キャブレターにガソリンが流入するとき、フロート部分の「ガソリンを一定量ため、必要な分をエンジンに送る」という役割によって流入量の調整がされています。もし、フロートの故障や、ガソリンをせき止めるバルブに異常があれば、オーバーフローが発生します。外部から衝撃を与えることで、一時的に直ることもありますが、バルブの欠損やフロートが狂ってしまっている場合は修理が必要となります。
ガソリン漏れによるリスク
ガソリンは大変危険な液体です。ガソリン漏れによるリスクとして、以下のことが考えられます。
発火や爆発
ガソリンは揮発性が高く、引火しやすい液体です。ガソリン漏れがわかったときは、すぐに以下の対策を行いましょう。
少しの静電気や熱源があると発火し、ガソリンが充満していた場合は爆発を起こしてしまいます。大事故につながる可能性があるため、十分注意しましょう。
臭いがついてしまう
揮発性が高いガソリンですが、臭いは落ちにくいため、服などにつくと処理が大変です。市販洗剤で落とすことは難しく、時間を置いて、ガソリンが完全に揮発するのを待つしかありません。環境にもよりますが、最低でも2~3日程度臭いがとれないことがあります。
ガソリン漏れの修理方法

ガソリン漏れが発生したときは、キャブレターを分解点検することで、改善する可能性があります。
用意するもの
点検場所
フロートとフロートバルブの動きの異常や欠損によって、ガソリン漏れが発生している可能性が高いため、この2カ所を重点的に調べましょう。また、ガソリンがたまるフロートチャンバー内にゴミがあれば、それが原因である可能性もあります。ガソリン漏れが起きている場合は、確実で素早い修理が必要になるため、セルフメンテナンスに自信がない場合はバイクショップで修理してもらいましょう。
まとめ
本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。