バイク買取・中古バイク査定ならグーバイク買取。相場検索、専門家のサポート

バイクが故障した…それはキャブレターの詰まりが原因かも!?

「バイクのエンジンがかからない……」「走行中に一瞬エンストしたような感じになる」などのトラブルを経験したことはあるでしょうか? その症状はキャブレターの詰まりが原因である可能性が高いです。

バイクを半年以上乗らずに置いていると、ガソリンが劣化してキャブレターの詰まりを起こす場合があります。特に秋から冬を越え春にかけてバイクに乗っていない状態が続くと、少しガソリンが残っているだけでもキャブ詰まりにつながるのです。もし詰まっていた場合はキャブのオーバーホールを行わなければなりません。
このページでは、キャブレターが詰まる原因から対処法までをご紹介します。

キャブレターが詰まる原因とは?

キャブレターが詰まる原因とは?

キャブレターの詰まりは、劣化したガソリンが原因で起こります。オーバーホールを行わなければならない状態にまで進行するのは、キャブ詰まりの原因である部分がキャブの奥にあるためです。さらに、他の箇所にも汚れや摩擦などがないかを確認しましょう。キャブレターは清掃と分解を実施するたびに交換しなければならないゴムパッキンもあります。

ゴムパッキンはガソリンが漏れないように予防する役割を果たしていますが、使い捨てにしなければ色々なトラブルを引き起こす可能性があるため注意が必要です。キャブレター詰まりのメンテナンスであっても、交換しなければならない部位が発見されるケースも少なくないことを認識しておきましょう。
キャブで詰まりやすい部分は、燃料を噴射するジェット部分です。パイロットジェット、メインジェットなどいくつかの部分が存在し、各ジェットが燃料の供給量をコントロールしています。そのジェットの穴に燃料が詰まると、キャブ詰まりを引き起こすのです。

キャブレターが詰まると起きる症状とは?

キャブレターの不具合の主な症状は始動時のトラブルであり、その他にも以下のような症状があります。

  • アイドリングが安定しない
  • アクセルを戻した際にエンジンの回転数が落ちにくい
  • スパークプラグが着火しない
  • ガソリンがオーバーフローする(漏れる)

全て突発的な症状ではなく、軽度の症状が現れ、徐々に進行するケースが一般的です。そのため、若干の不具合であっても放置するとエンジンが始動しなかったり燃費が悪くなったりする可能性があります。

キャブレターの詰まりの解決法

前述の通り、長時間乗っていなかったバイクはガソリンの劣化した成分がキャブレターに詰まっている可能性があります。このような場合、オーバーホールする前にまずは簡易的にキャブレターを洗浄しましょう。これで解決できれば、わざわざ複雑なキャブレターをバラバラにしてオーバーホールする必要がなくなるからです。なお、洗浄には“キャブレタークリーナー”というケミカルを使用します。手順は以下の通りです。

  1. エンジンをかけ、暖まってきたところでエンジンオフ
  2. エアクリーナーを取り外す
  3. キャブレターのエアクリーナー取り付け口に向かってキャブレタークリーナーをたっぷり吹き付け5分ほど放置
  4. エンジンをかけ回転数を上げながらキャブレタークリーナーを吹き付ける
  5. エンジンを止めて5分ほど放置
  6. エアクリーナーを取り付けて再度エンジンをかける
  7. キャブレタークリーナーによりマフラーから白煙が出るので、白煙が出なくなるまで空ぶかしする

症状が軽度であれば、上記の手順でキャブレターを分解することなく対処できるでしょう。注意点として、キャブレタークリーナーはゴムやプラスチックを侵すため、余計な部分にかからないようにしてください。
ただし、キャブレター詰まりの状態が悪化し重症化しているのであれば、やはりオーバーホールが必要になります。

まとめ

  • キャブレターの詰まりは劣化したガソリンが原因で起こる
  • 症状によって対処法は異なる
  • 軽症であればオーバーホールが不要な場合もあるが、重症であればオーバーホールが必要

長期間バイクを利用していないとキャブ詰まりを起こす可能性が高いです。セルフメンテナンスでも解消できない場合には、専門店で相談をしましょう。

本記事は、2019年6月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

topへ戻る