放置すると危険!タイヤのサイドウォールのヒビを補修する方法とは?
タイヤには、道路の接地面にあたる「トレッド」とタイヤの側面にあたる「サイドウォール」があります。一般的なパンク修理とは、トレッド部分に異物が刺さってしまった場合などに行われる作業です。ここでは、サイドウォールのヒビ補修の可否や、ヒビを放置するとどのような危険性があるのかについてご紹介します。
バイクタイヤのサイドウォールにヒビが入るのはナゼ?
サイドウォールにヒビが入る主な原因は、路面の段差や縁石、大きい石と接触することです。車とのすれ違い時などは路面の段差部分に無理やり前輪を乗り上げてしまうケースが多く、十分注意していないとヒビの原因につながります。内輪差の読み間違いにより、後輪を乗り上げてしまった場合も同じくヒビの原因になります。
タイヤのサイドウォール部分はクッションの役割も果たしているため、経年劣化が進行しているタイヤはゴムが硬くなり走行中にヒビが入ってしまうこともあります。
また、サイドウォールは薄く、走行中一番伸び縮みする場所です。日頃から点検を心がけて安全なバイクライフを目指しましょう。
バイクタイヤのサイドウォールを補修する方法

タイヤのサイドウォールにヒビが入ってしまった場合、基本的に補修修理はできません。パンク修理としてバイクショップに依頼しても、安全性を考慮した結果、受付をしてもらえないことが多く、交換を勧められやすいためです。
新しいゴムをヒビの部分に溶かし込んで一体化させる「焼き付け修理」という方法であれば、補修することは可能です(サイドウォールのヒビの向きや大きさによっては不可能な場合もある)。ただ、焼き付け修理は特殊な機械を使用するため、修理方法としては一般的ではありません。
また、サイドウォールの補修をセルフで行うのは危険です。走行中の事故を未然に防ぐためにも、バイクショップに持ち込んで相談し、タイヤの交換を検討することがおすすめです。
サイドウォールのヒビを放置する危険性
サイドウォールのヒビを放置して走行を続けていると、バーストを起こす危険性が高まります。バーストはタイヤがヒビから裂けてしまうことが原因で起きるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
バーストから起こる事故は、命の危険にもつながるため十分注意が必要です。
万が一バーストを起こしてしまったら、「直進した状態で速度を落としていく」ことが大切とされています。焦らず適切な方法で停止しましょう。
まとめ
本記事は、2019年5月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。