バイクのオイルを混ぜる(ブレンドする)のはNG?
エンジンオイルを毎回交換するのは手間なため、補充する人もいるでしょう。しかし、すでに入れてあるオイルと違う商品名のオイルを混合することは問題ないのでしょうか。今回は、エンジンオイルのブレンドについてご紹介しましょう。
異なる種類(粘度、グレード等)のオイルをブレンドするのはNG?
結論として、エンジンオイルのブレンドを行うことは、基本的に問題ありませんが、推奨はされていません。違うエンジンオイルをブレンドする場合、以下のブレンド方法があります。
粘度が異なるエンジンオイルを混ぜる
オイル上がりなどの対処方法として、粘度が違うオイルを入れる場合があり、ブレンドする分には基本的に問題はありません。しかし、潤滑作用が十分でないと、エンジンやギアの摩耗や故障を起こす確率が高まってしまうことを覚えておきましょう。
グレードの異なるエンジンオイルを混ぜる
グレードが異なるエンジンオイルを混ぜても、とくに問題はないといわれています。しかし、メーカーが推奨する最大限のパフォーマンスを発揮できない可能性が高くなるので、やはり、同じ製品を混ぜるのが良いとされています。
ベースオイルが異なるエンジンオイルを混ぜる
エンジンオイルには以下の3種類のベースオイルがあります。
上から純度の低いオイルになり、それぞれの車種や乗り方に合わせて使い分けるのがベストです。ベースオイルが違っても使用することができますが、ベースオイルの割合が変わると、バイクによってはオイル漏れなど不具合が発生するでしょう。
2スト用と4スト用のエンジンオイルを混ぜる
上記3項目では、おすすめはできませんがブレンドする分には問題ないと記載しました。しかし、2ストエンジンと4ストエンジンはエンジンオイルの使い方が違うため、異なったオイルを入れるとエンジンが焼き付いてしまう可能性があります。そのため、これらを混ぜることはできず、間違って入れてしまった場合は、早急にオイル交換することが必要です。
古いオイルと新しいオイルを混ぜるのはNG?

古いオイルに新しいオイルをつぎ足していくライダーがいるように、そのブレンド方法も問題ありません。しかし、以下の点に注意してください。
基本的に、新しいオイルの量が多くなるようにつぎ足すことで、古いオイルの量が少なくなるので、使用時のリスクが軽減されます。オイルが少ない場合、そのまま使用していると、エンジンの動作トラブルを起こすので、継ぎ足しは有効です。しかし、ずっとつぎ足しを続けているとオイルの汚れがひどくなり、エンジンに負担をかける可能性があるため、オイル交換を行うようにしましょう。
まとめ
本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。