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バイクのカウルカスタム:種類や方法、カスタム時の注意点を解説

たとえばレーシングタイプなど、前傾姿勢で運転するバイカーにとって、カウルは重要なパーツだといえます。そのカウルをカスタムすることで、乗り心地が快適になり、安全性・走行性がアップします。今回は、カウルの種類やカスタム時に注意すべきポイントについてご紹介しましょう。

カウルの種類

カウルには以下の3種類があります。

  • フルカウル…バイク全体を覆っている
  • ハーフカウル…ハンドルからヘッドにかけての部位を覆っている
  • ビキニカウル…ハーフカウルを小型化した形状のもの

バイクを覆う部分が多いほど、空気抵抗を軽減してくれます。ハーフカウルはネイキッドや競技バイクに多く取り付けられています。また、ビキニカウルは軽量化されているため、低排気量で低重量のバイクに取り付けられるのをよく見ます。

カウルのカスタムの方法

カウルのカスタムの方法

カウルのカスタム方法を3種類ご紹介しましょう。

塗装を変える

カウルの上から塗装をするだけで、オリジナルカラーのカウルを作製できます。

用意するモノ

  • 耐水ヤスリ
  • パテ
  • 塗料(スプレー)
  • 新聞紙
  • コンパウンド
  • ワックス
  • 洗剤
  • スポンジ
  • シリコンオフ

塗装方法

  1. カウル表面をキレイにする
  2. 表面をヤスリがけする
  3. パテで修復したり、シリコンオフで脱脂したりする
  4. 塗装をする
  5. クリアコーティングをかける
  6. 鏡面加工で仕上げ

注意点

  • 塗装は何度か行いムラをなくす
  • 周りが汚れない様に広い場所で換気をしながら行う

素材を変える

カウルは素材によって、強度や軽さなどが違います。

  • ABS樹脂…補修がしやすい素材です。安価で加工しやすいのが特徴。
  • FRP…グラス繊維で強化されているプラスチックで、ABS樹脂同様に加工しやすいです。
  • カーボン…高価な素材ですが、強度と耐熱性に優れ、軽量な素材です。

カウルカット

ハンドルなどのカスタムをすると、カウルの形が合わなくなる場合があります。そのような場合は、自分が乗りやすい形にカットすることで、見た目や操作性を向上できます。

違法改造になる!?カスタム時の注意点

カウルをカスタムした場合に違反となることがあります。たとえば、以下のケースは違反とみなされたり、車検に通らなくなったりするでしょう。

  • シングルシートカウルで2人乗りしていた
  • カウルをカスタムしたことによって車検証に記載されているサイズと大幅に違うものとなった

シングルシートカウルにカスタムした場合は、車検証に記載されている乗車定員が2名であったとしても、危険とみなされて違反になります。

  • 罰金…6,000円
  • 違反点数…1点

また、シングルシートカウルにカスタムをした場合は、構造等変更検査を受けなければ車検に通らなくなります。違反等を避けるためにも、セルフでカスタムした場合は、バイクショップで点検してもらうと安心・安全に乗ることができるでしょう。

まとめ

  • カウルにはフルカウル / ハーフカウル / ビキニカウルの3種類ある
  • 塗装や素材の変更、カウルカットなどのカスタム方法により、見た目や性能を変えられる
  • シングルシートで2人乗りをしていると違反になる
  • シングルシートにカスタム後、構造等変更検査を受けなければ車検に通らない

本記事は、2018年5月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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