【バイク】冷却水は継ぎ足し補充でも大丈夫!5年に1度は交換しよう
エンジンを冷やす役割がある冷却水。エンジンオイルなどと比べると、あまり手を加える機会がない箇所でもあります。しかし、冷却水もエンジンオイル同様、定期的な交換が必要なのでしょうか。ここでは、冷却水の補充方法や交換時期についてご紹介しましょう。
結論!つぎ足し補充でも大丈夫!
冷却水が少なくなったときは、つぎ足し補充をしても問題ありません。その理由は以下の通りです。
冷却水にいれるLLCの濃度が薄すぎなければ、冷却効果や防さび効果は維持されます。しかし、水は蒸発し、冷却水の水量が減るので、補充は必要です。つぎ足しする場合は以下の点に注意しましょう。
クーラント液は、赤や緑など色が付けられています。色は誤飲防止のために付けられているもので、色による性能の違いはありません。しかし、色がにごると冷却水にさびなどが混入したとき、気が付きにくくなってしまうため、同じほうが良いです。また、水道水やミネラルウォーターを使用すると、水に含まれるミネラル分が蓄積したり、さびの原因になったりして冷却効果を妨げてしまいます。とくに、硬度の高いミネラルウォーターや井戸水は使用してはいけません。
ただし定期的な交換は必要

いくら冷却水のつぎ足し補充が問題ないとはいえ、定期的な交換は必要です。クーラント液として売られているLLCの寿命の目安は以下のとおりです。
交換時期
新しくつぎ足した冷却水に含まれる溶剤で、冷却効果は持続できますが、古い冷却水も残ったままなので、使用しているLLCによって交換時期を見極めることが大切です。普通のLLCを使っている場合は車検ごとの交換で問題ありません。しかし、冷却水が以下の状態になったときは、すぐに点検や交換が必要です。
冷却水にさびが発生するとさびが浮いたり、にごったりします。さびは管をつまらせ、エンジントラブルの原因となるので、ラジエーターの修理が必要になる可能性があります。LLCには防さび作用のある溶剤が入っていますが、定期的な確認をして、異常がないか確認しましょう。
まとめ
本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。