バイクの自賠責保険とは?保険料や加入方法
バイクで公道を走るには、自賠責保険に入る必要があります。自賠責保険は原動付自転車から大型バイクなど、車種に限らず加入する義務がある強制保険です。保険を更新する方やバイクを買い替える方は、乗るバイクの排気量ごとに決められた保険料を支払う必要があります。今回は、自賠責保険の保険料や加入方法をご紹介します。
自賠責保険の補償範囲を知ろう
事故を起こすと、人や車、公共物などのモノを破損する可能性があります。自賠責保険は「人身事故で発生する被害者の損害に支払われる保険」です。そのため、被害者以外の補償には対応していません。
たとえば、以下の例は補償の範囲にあてはまります。
以下のような、物損や自身のケガ、車両に関する損害は補償範囲外です。
次に、対人の補償範囲ですが、被害者1人に対して補償が発生します。被害者側の人数が2人や3人でも、1人あたりの補償限度額に変わりはありません。補償内容は「傷害・後遺障害・死亡」の3つに、それぞれ限度額が定められており、発生した損害が限度額内で補償されます。しかし、以下の場合は自賠責保険の支払い対象になりません。
排気量によって違う自賠責保険の保険料
バイクの排気量によって、自賠責保険で支払う保険料は変わってきます。バイクの場合、排気量は以下の3つに分けられます。
排気量と、自賠責保険の契約期間によって保険料が変わってきます。2017年時点では以下のように設定されています。(沖縄県を除く離島以外の地域)
原動機付自動車の場合
軽二輪自動車の場合
小型二輪自動車の場合
基本的に、長い期間を一括で支払った方が保険料はお得です。最長で5年間の契約ができます。250ccを超えるバイクの場合、車検の関係で初回は3年間、以降は2年間の契約が一般的です。自賠責保険は、自分が乗る期間に合わせて契約しましょう。

自賠責保険の加入と支払い方法
バイクを購入したときは、基本的にバイクショップで自賠責保険に入ります。保険が終わった後も乗り続ける場合は、自賠責保険が切れる前に更新しなければいけません。自賠責保険の加入ができる、主な場所は以下の4つです。
自賠責保険は、バイクを直接申込店舗に持っていかなくても入ることができます。申込前に、必要な書類と費用を用意すれば契約が可能です。基本的に250ccを超える車検が必要なバイクでは、車検と同時に自賠責保険を取得します。支払い方法は以下のとおりです。
基本的に現金払いですが、申込方法によってクレジットカードが使用できることがあります。
契約に必要な書類
自賠責保険を契約するのに必要な書類は、原付、250cc以下のバイク、250cc超えのバイクで種類が異なります。
原動機付自動車の場合
125cc超え250cc以下のバイク
250cc超えの(車検のある)バイク
自賠責保険契約時に、以前の自賠責保険の期限が切れていなければ、自賠責保険証明書も必要です。以前の契約が残っている場合、満期日の1ヶ月前から継続手続きを行えます。必要書類は、契約書の記載や内容の確認で必要な書類ですが、インターネット申込やコンビニでの申込では必要がない場合があります。
以上がわかれば、書類がなくても契約をすることができる場合もあります。ただし、確実に契約をする場合、必要書類を用意して、バイクショップなどの専門店で契約すると安心して保険に加入することができるでしょう。
まとめ
本記事は、2023年4月1日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。