バイクシートを高く調整するメリット
バイクのシート高は、ライダーの足つきに影響して、乗り心地を左右します。また、乗り方によってシートの高さを変化させた方が、バイクの操作性がよりよくなります。今回は、バイクシートを高くするメリットをご紹介しましょう。
バイクシートを高くする3つのメリット
シートを高くすることによるメリットは3つ考えられます。
カーブでバイクを傾けるときに力を使わなくてよい
バイクの重心に遠い場所から力を加えると、てこの原理が作用し、小さな力でバイクを傾けることができます。排気量が大きく重量が重いバイクは、シートが高い方が軽い力で操作できるため、疲労感を軽減することができるでしょう。
身長が高い人は足つき性やポジションがよくなる
高身長で足が長い人は、ノーマルの高さでは地面との距離が近く、ステップに足を乗せたときにポジションがきつくなってしまいます。とくにポジションがきついと、操作性や乗り心地が悪くなり、疲労感も蓄積されやすくなるでしょう。
視線が高い
視線が高くなることで道路状況が見やすくなり、渋滞時や中~長距離走行時のストレスの軽減が期待できます。
シートの高さは自分の身長や乗り方にあわせなければ、乗り心地や操作性に影響してしまいます。たとえばレーシングタイプでバンク角を十分取りたい場合は、ステップとシートを高くする必要がでてくるでしょう。
シートを高くする際の注意点

シートを高くするときは以下の点に注意しましょう。
シートが高いことに魅力を感じた場合でも、運転手の身体にあった高さに調整しなければ、操作性や乗り心地の悪いバイクになってしまいます。また、シートの高さを変更したときは、同時にステップの位置も変えておかないと、乗り心地が悪化するリスクもでてきます。バイクは車種によって特徴が違い、車種ごとにカスタム方法も変わります。シートを高くすることが、自分の乗り方にあっているかを検討してから、カスタムするのが良いでしょう。
まとめ
本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。