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【バイク】ジェネレーターの故障のチェック・点検方法を解説

バイクのバッテリー電圧が安定しない…それはもしかすると、発電系統にあるジェネレーターが故障しているのかもしれません。ジェネレーターに異常があると、バッテリー交換をしてもバイクの異常は直りません。今回は、ジェネレーターの故障時の症状や点検方法についてご紹介します。

バイクのジェネレーターとは?

ジェネレーターは、発電機(オルタネーター)内に含まれているパーツで、発電したエネルギーをバッテリーに蓄える充電装置をいいます。ジェネレーターはバイクのなかでも重要な部位で、故障をすると走行不能になる可能性があるため、早めに修理をする必要がでてきます。ジェネレーターの故障には以下のような原因が考えられます。

  • ステーターコイルの故障
  • 経年劣化
  • ショート など

ジェネレーターの故障を見極めるには、テスターを使う必要があります。テスターがない場合は、バイクショップで点検してもらいましょう。

ジェネレーターが故障した際の症状

ジェネレーターが故障した際の症状

ジェネレーターに異常が発生した場合、以下のような症状がみられるようになります。

  • バッテリーの電圧が上がりにくい
  • エンジンの掛かりが悪くなる
  • 吹け上がりが悪い
  • ファンやメーターなどが部分的に作動しなくなる
  • 焼けた臭いがしてくる など

ジェネレーターの故障によって電力不足が発生するので、バッテリー異常などを疑ってしまいがちです。しかし、ジェネレーターが原因なら、ジェネレーターの交換や修理をしない限り、十分に充電ができず、すぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。また、レギュレーターの異常も疑われますが、ライトバルブ切れを起こすなど症状に違いがあるので、見極めることが可能です。

普段から行いたいジェネレーターの点検とその項目

ジェネレーターに異常がないかを見極めるには、テスターを使用した電圧測定での点検が必要です。まずは以下の準備を行いましょう。

  • バッテリーが弱っている場合は充電や交換が必要

電圧があまりにも低い状態では、正確な値は測定できません。ガソリンスタンドなどで充電するか、新品への交換を行いましょう。次にテスターでの電圧確認方法です。エンジン始動前とエンジン始動時の2つを測定して異常がないかを調べます。

エンジン始動前

  1. バイクのキーをONの状態にする(エンジンはかけない)
  2. 10秒程放置する
  3. テスターをDC20かDCV20に合わせる
  4. バッテリーターミナルにテスターをあてる
  5. 測定した電圧を記録しておく

エンジン始動時

  1. エンジンをかける
  2. 回転数を5000rpmまであげる
  3. エンジン始動前と同様のテスターで電圧を測定して記録する

エンジン始動前のバッテリーは、12.5V~13Vが正常値の目安です。車種によって少し高い値がでる場合があります。エンジン始動後に電圧が下がる場合や、回転数に応じて上がり続けているときは、ジェネレーターに異常が発生している可能性があります。さらに詳しく測定するときは、抵抗値なども測定するのが良いですが、指定のテスターでなければ正常値がでないことを覚えておきましょう。

まとめ

  • ジェネレーターはバイクで発電した電気を充電するための装置
  • ジェネレーターは経年劣化やショートが原因で故障する
  • ジェネレーターの故障によってバッテリーの電圧が上がりにくくなるなどの症状がでる
  • バッテリーの正常値12.5V~13Vを目安にしてテスターを使い、ジェネレーターに異常がないかを確認する

本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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