【バイク】ジェネレーターの故障のチェック・点検方法を解説
バイクのバッテリー電圧が安定しない…それはもしかすると、発電系統にあるジェネレーターが故障しているのかもしれません。ジェネレーターに異常があると、バッテリー交換をしてもバイクの異常は直りません。今回は、ジェネレーターの故障時の症状や点検方法についてご紹介します。
バイクのジェネレーターとは?
ジェネレーターは、発電機(オルタネーター)内に含まれているパーツで、発電したエネルギーをバッテリーに蓄える充電装置をいいます。ジェネレーターはバイクのなかでも重要な部位で、故障をすると走行不能になる可能性があるため、早めに修理をする必要がでてきます。ジェネレーターの故障には以下のような原因が考えられます。
ジェネレーターの故障を見極めるには、テスターを使う必要があります。テスターがない場合は、バイクショップで点検してもらいましょう。
ジェネレーターが故障した際の症状

ジェネレーターに異常が発生した場合、以下のような症状がみられるようになります。
ジェネレーターの故障によって電力不足が発生するので、バッテリー異常などを疑ってしまいがちです。しかし、ジェネレーターが原因なら、ジェネレーターの交換や修理をしない限り、十分に充電ができず、すぐにバッテリー切れを起こしてしまいます。また、レギュレーターの異常も疑われますが、ライトバルブ切れを起こすなど症状に違いがあるので、見極めることが可能です。
普段から行いたいジェネレーターの点検とその項目
ジェネレーターに異常がないかを見極めるには、テスターを使用した電圧測定での点検が必要です。まずは以下の準備を行いましょう。
電圧があまりにも低い状態では、正確な値は測定できません。ガソリンスタンドなどで充電するか、新品への交換を行いましょう。次にテスターでの電圧確認方法です。エンジン始動前とエンジン始動時の2つを測定して異常がないかを調べます。
エンジン始動前
エンジン始動時
エンジン始動前のバッテリーは、12.5V~13Vが正常値の目安です。車種によって少し高い値がでる場合があります。エンジン始動後に電圧が下がる場合や、回転数に応じて上がり続けているときは、ジェネレーターに異常が発生している可能性があります。さらに詳しく測定するときは、抵抗値なども測定するのが良いですが、指定のテスターでなければ正常値がでないことを覚えておきましょう。
まとめ
本記事は、2018年8月31日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。