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バイクのタンデムベルトやタンデムステップは車検時に必須?

バイクの2人乗りをするのに必要なタンデムベルトやタンデムステップ。しかし、基本的に1人で乗っており、2人乗りする機会がない人もいるでしょう。そのような場合、車検時に、タンデムベルトやタンデムステップは必要でしょうか。

タンデムベルトやタンデムステップってなに?

バイクでタンデムと名のつく部位は、2人乗りに関わる場所を示しています。

  • タンデムベルト…バイクの2人乗りをするときに、後ろの人が振り落とされないように補助するベルトです。シートについているグリップタイプと、運転手と同乗者をつなげるタイプ、運転手に巻き付けるタイプに分けられます。
  • タンデムステップ…後部座席の同乗者が足を乗せるところです。タンデムステップがあることで、後部座席に乗ったときに足がフリーにならず、安全が確保されます。既製品も多く販売されているため、カスタマイズすることも可能です。

以上のように、タンデムベルトやタンデムステップは、2人乗りをするときに、安全を確保する重要なパーツなのです。

タンデムベルトやタンデムステップは車検に必要?

タンデムベルトやタンデムステップは車検に必要?

車検が必要な250cc超えのバイクでは、車検証にかかれている乗車定員が2名の場合、タンデムベルトやタンデムステップがなければ車検に落ちてしまいます。タンデムベルトやタンデムステップを外して車検に通すときは、構造変更を申請して乗車定員を1名に減らす必要があります。構造変更の方法は以下の通りです。

自分で用意する必要書類など

使用者印鑑、車検証、点検整備記録簿、自賠責保険証明書

申請手数料

1,400円/件(2018年3月時点)

申請場所

軽自動車検査協会事務所、支所近隣の関係団体

申請にはインターネットや窓口で入手して、記載する書類もあります。また、他にも書類が必要になる場合があるため、事前に連絡をいれて確認しておくのが良いでしょう。

非正規パーツの代用で車検は通る?

基本的に、タンデムステップを非正規パーツにしても、構造が大きく変わらなければ車検には通る確率は高いでしょう。しかし、大幅に構造が変わってしまう場合や、車検の検査員に危険と判断される場合は落ちてしまいます。なお車検証に記載されているサイズと比較し、以下の状態に収まっている場合は構造等変更検査をする必要はありません。

  • 長さ±3cm
  • 幅±2cm
  • 高さ±4cm

非正規パーツを取り付け、基準を超える場合は構造等変更検査を行うようにしましょう。

おすすめのタンデムベルト

タンデムベルトは主に、子どもと一緒に乗る際に多く使用されています。ネットショップでもランキング上位に入っているタンデムベルトは、子ども用の商品です。タンデムベルトには、以下のような製品があります。

ベルト&リュック型

運転手の腰にベルトを巻き付け、同乗者はリュックを背負った形になります。それにより、同乗者はリュックで身体が固定されるので、寝てしまっても振り落とされることはないでしょう。運転手もベルトだけなので、上半身が自由に動かせるメリットがあります。

リュック&リュック型

運転手が同乗者を背負うような形で取り付けられるモデルで、しっかりと固定されるので安全性は非常に高いです。しかし、それを装着することによって、運転手の上半身の動きがある程度制限されるというデメリットもあります。

ベルト&ベルト型

運転手と同乗者のどちらもベルト式のモデルです。身体の自由はききますが、同乗者が眠ったりすると危ないので注意が必要です。ある程度子どもが成長している場合は、ゆったりとして使いやすいモデルでしょう。

取っ手型

運転手のベルトに取っ手が付いているタイプです。運転手と同乗者が、どちらも自由になれるメリットがあり、ある程度大きくなった子どもが使用する場合や近距離のお出かけなら、利便性の高い製品でしょう。

安全性を重視するならリュック&リュック型が一番です。同乗者が大人の場合はベルト&ベルト型や取っ手型がおすすめです。タンデムベルトを持っているだけで、初めてバイクの後ろに乗る人でも安心感が違うでしょう。次に、タンデムベルトを選ぶうえでの要素を見ていきましょう。

サイズ

タンデムベルトにはサイズがあり、規格に合っていないと取り付けられなかったりズレ落ちてしまったりする可能性があります。とくに子供用はフィットするサイズを選ぶようにしましょう。

素材

リュック式の場合、背中や肩周りが覆われるので、通気性の良いタイプがおすすめです。

快適に走行できるタンデムベルトを選びましょう。

おすすめの汎用タンデムステップ

タンデムステップはバイクに初めから装備されているものや、後付けできるタイプがあります。しかし、子どもを後ろに乗せる場合、そこに足が届かないことも考慮する必要があります。以下に、そのような場合でも対応できる汎用タンデムステップをご紹介します。

チャイルドステップ

ベルトの先に足が入るスペースがあるタンデムステップです。構造はシンプルですが、ベルトをタンデムシートにかけることで簡単に装着でき、ベルトで子どもの脚に合わせて長さを調整できるメリットがあります。

タンデムステップは2人乗りをするときに重要となるパーツです。安全面を向上したい場合は、滑りにくい素材を選び、疲れにくいポジションへのカスタムを行いましょう。

まとめ

  • タンデムベルトやタンデムステップは2人乗りをするときに必要となる
  • 乗車定員が2名の場合はタンデムパーツがなければ車検に通らない
  • 構造等変更検査を行い乗車定員が1名ならタンデムパーツがなくても車検に通る
  • 車検証に記載のサイズから大きく変わらなければ車検に通る可能性が高い

本記事は、2018年3月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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