車検に通るバイクのマフラーの音量基準
愛車を好みのマフラーへ交換している方は多いのではないでしょうか?しかし、マフラー交換では注意点があります。どのようなマフラーでも車検に通るわけではなく、いくつかの基準があります。
中でも見落としがちなのが「音量基準」です。これからマフラー交換をしようと考えている方は「車検に通るマフラーの音量基準」を把握しておきましょう。
マフラーの音量基準や判定方法
マフラーの音量基準は平成28年4月20日より法の改正が行われ、まだまだ記憶に新しい出来事です。バイクのマフラーの音量基準や判定方法を分かりやすくまとめました。
上記からも判断できるように、過去あった排気量別のdB(デシベル)による音量基準は現在適用されません。バイクマフラーを交換している方などは車検時に音量測定を受け、必ず規定値内のマフラーに交換しましょう。

3つの音量測定方法
マフラー音量の測定方法には大きく分けて3つの方法が採用されています。
1. 近接騒音測定
マフラーから50cm離れた45度後方でマイクを使った測定を行う方法です。ニュートラルの停止状態からマフラーの最大音量値を計測し、基準値に収まることで車検を通過できます。
2. 定常走行騒音測定
サンプル車両を計測して形式認定を受けるための試験です。最高出力のうち60%の回転数で走行した際の音量を計測します。
3. 加速騒音基準適合ASEP
ヨーロッパ圏で採用されている音量測定方法・基準で、実際の市街地走行を想定した加速騒音レベルを計測します。
基準に引っかかった場合はどうなる?
車検時や新車登録時に音量基準に引っかかった場合、以下のような命令や罰則が下されます。
新たな音量基準の制定によって、全国で警察・国土交通省による該当車両検査などが行われています(取り締まり強化月間中に限る)。そのため、「知らなかった」でマフラー交換をしてしまわないよう注意しましょう。音量基準を満たして安心・安全なバイクライフを送るためにも、日常点検や2年に一度の車検へ今まで以上の意識を向けていきましょう。
まとめ
最後に、バイクのマフラー音量について大切なポイントをおさらいしましょう。
本記事は、2017年12月25日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。