バイクのスライダーは車検に通る?スライダーの役割とエンジンガードの違い
バイクの転倒対策でエンジンスライダーを装備したいという方は多いのではないでしょうか。バイクパーツを増やしたりカスタムしたりする際は、車検に通る条件について知っておくと安心です。
今回は、「バイクのスライダーが果たす役割や車検に通るスライダーの条件」について解説します。
バイクのスライダーの役割
バイクのスライダーとは、転倒時、カウルやハンドル、エンジンへのダメージを防ぐためのパーツです。アクスルスライダーやエンジンプロテクターと呼ばれることもありますが、エンジンを覆うカバー状のガードとは異なり、ボルトとパッドからなる突起状の小型パーツを指すことが一般的です。
スライダーを装着していると転倒時に車体を滑らせて減速させられるため、各パーツの接地面や衝撃を軽減させることが可能です。転倒による大きな損傷を防げると、以下のようなメリットにつながります。
また、スライダーがあると車体が倒れる角度が浅くなるため、中~大型のバイクを自力で起こす際にも役立ちます。峠走行やサーキット走行をしない方でも、バイク初心者で立ちゴケが心配な方や力に自信がない方は、スライダーを装着しておくと万が一の際の備えになるでしょう。
車検に通るスライダーの条件

スライダーを装着して車検を受ける際は、車検証に記載の車幅より2cm以上大きな車幅にならないよう注意しましょう。純正のスライダーを装備している場合は特別な対策なしで車検に通ることができます。
社外品のスライダーを装着していて車検に通るかどうか判断できないときは、ハンドル幅よりもスライダー部分が飛び出ていないか確認しましょう。スライダーを含めたボディ部の車幅がハンドル幅内におさまっていれば、高い確率で車検に通ることができます。
エンジンガードは車検に通る?
スライダーと混同されがちなパーツに、エンジンを覆うように装着するエンジンガードがあります。エンジンガードは純正で装備しているものなら問題なく車検に通ります。
社外品のエンジンガードを装着している場合、車検証に記載の車幅と±2cm以内におさまっていれば車検で引っかかることはありません。万が一、車検証に記載の車幅を2cm以上オーバーしてしまうような場合、構造変更を行うことで車検に通ることができます。
まとめ
本記事は、2019年9月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。