バイクのエンジンを載せ換えたら車検が通らない!?必要な申請&書類まとめ
古いモデルでエンジンが寿命を迎えたり、今よりパワーを上げたかったり、エンジンを載せ換える理由はさまざまです。エンジン載せ換えをおこなう際は、車検で不合格とならないよう改造に関する手続きをきちんと済ませましょう。
今回は、バイクのエンジン載せ換えの際に必要な改造申請の方法について解説します。
バイクのエンジンを載せ替えたら車検に通らない可能性有り!
バイクのエンジンを載せ換える場合、車検証に記載の「エンジン型式」「排気量」と異なるエンジンは注意が必要です。バイク車検では車検証の情報と実際のエンジンを検査官が照合します。車検証に記載されているエンジンと異なるエンジンを搭載していると、それだけで車検不合格となってしまうため注意しましょう。
バイクのエンジンを載せ替えたら改造申請が必要
バイクのエンジンを載せ換えて車検に通るには、改造申請をおこなう必要があります。車検が必要な251cc以上のバイクでは、書類の記載内容を変更して簡易チェックで済む「諸元記載変更」と、複数の書類を添付して検査官によるチェックがおこなわれる「構造変更」があります
型式や排気量の異なるエンジンを載せ換えた場合は構造変更による改造申請が必要なため、車検に向けて申請方法や必要書類をチェックしておきましょう。
なお、構造変更申請をおこなった場合、車検満了日は申請日から起算した2年後となります。車検満了日まで1ヶ月以上の期間が残っている場合は残りの日数を無駄にしてしまうため、構造変更申請は車検と同時、もしくは車検満了日近くに行うのがおすすめです。
バイクの改造申請の方法&必要書類

車検がある251cc以上のバイクの改造申請方法と、必要書類について見ていきましょう。
<諸元記載変更>
必要書類や持ち物:
申請方法:
管轄の陸運局で申請書に必要事項を記入し、諸元記載変更を申請します。構造変更による検査を伴わない内容であれば、その場で諸元記載変更は完了です。
<構造変更>
必要書類や持ち物:
申請方法:
管轄の陸運局で構造変更申請書に必要事項を記入し、検査レーンで検査を受けます。保安基準を満たしたエンジンであれば構造変更が認められると同時に、車検が完了します。
まとめ
本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。