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初心者でもバイクはカスタムできる?おすすめのカスタマイズとポイント

最近バイクに乗り始めたという方のなかには、バイクのカスタムに興味があるものの、「初心者にはハードルが高いのでは?」「具体的に何をすればいいのかわからない」と疑問に思っている方もいるかもしれません。

この記事では、初心者向けのバイクのカスタムについて、手順や押さえるべきポイント、おすすめのカスタマイズを紹介します。併せて、カスタムする際の注意点についても解説しますので、バイクのカスタムに興味をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

初心者でも大丈夫!バイクをカスタムする際の手順

バイクのカスタムには、決まった手順などは特にありません。そのため、自身で自由に手順を決め、好きな場所からカスタムを始めることが可能です。

バイクの「カスタム」とは、自身の目的や理想、バイクに乗る際のスタイルに合わせてパーツの交換や追加などを行なう一連の作業を指します。

ただし、バイクのカスタム内容によっては、事前に市区町村の窓口や陸運局への改造申請または構造変更の申請が必要になる場合がある点には注意しましょう。なお、これらの申請は、バイクショップなどに代行を依頼することも可能です。

バイクをカスタムする際に押さえておくべきポイント3つ

ここでは、バイクをカスタムする際に押さえておくべきポイントを解説します。自身が納得できる仕上がりにするためには、以下の3つのポイントを意識するとよいでしょう。

インターネットや書籍でカスタム例を調べて完成形をイメージしておく

実際にバイクのカスタムを始める前に、インターネットや書籍などでカスタム例を調べ、完成形をしっかりイメージしておくことが大切です。知識が少ないままや、完成形をイメージしきれていないまま作業を始めると、自身の理想イメージと実際の仕上がりがかけ離れてしまうおそれがあります。

そのため、事前に参考となるバイクの写真などを幅広くチェックしておき、方向性や完成イメージを作り上げ、どこをカスタムすればいいのか具体的な計画を立てましょう。実例を見ることで、どの部品が必要なのかが明確になるだけでなく、完成後「目指していた方向性と違う仕上がりになってしまった」という後悔も未然に避けられます。

予算に合ったパーツやカスタム箇所を選ぶ

バイクのカスタムでは、自身の予算に合わせてパーツやカスタム箇所を決めることも大切です。バイクショップなどでのパーツ交換を考えている場合は、パーツ費用だけでなく工賃が発生する点も留意して予算を設定し、その範囲内で計画を立てましょう。

予算をあまりかけられないという場合は、まずは簡単で少ない出費で始められるカスタムから挑戦してみるのがおすすめです。工賃を抑えるためには、自身で交換や取り付けできる箇所をカスタムしたり、パーツ費用を抑えるためには中古パーツを使用したりすることもできます。

また、事前に取り付けたいパーツが、自身のバイクに適合するかどうかを確認しておくことも重要です。適合しないパーツを選んだ場合、無駄な出費となり予算を圧迫してしまうおそれがあります。

パーツ選びで迷ったらショップで相談する

自身のバイクに適合するパーツ選びに加え、完成イメージに近づけるためにどのパーツを選ぶべきか迷う場合は、専門のバイクショップに相談するのがおすすめです。バイクやカスタムに関する豊富な知識を持っているスタッフに相談すれば、適合パーツやおすすめのパーツを教えてもらえるかもしれません。

また、バイクショップへの相談はパーツ選びの参考になるだけでなく、バイクやカスタムに関する有益な情報やアドバイスを得られる場合もあります。

バイク初心者におすすめのカスタマイズ8選

バイク初心者におすすめのカスタマイズ8選

ここからは、バイク初心者にもおすすめのカスタマイズを8つ紹介します。「バイクのカスタムに興味があるけど、何から始めたらいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

ステッカー

バイクのカスタムのなかでも、ステッカーは手軽に挑戦しやすいでしょう。キャラクターやロゴなどが描かれた、お好みのステッカーをバイクに貼り付けるカスタマイズです。

ただし、ステッカーは手軽にバイクをカスタムできる反面、どのようなデザインのステッカーをどこに、どのように貼るかという点でセンスが問われる作業ともいえるでしょう。

ステッカーの種類は多岐にわたりますが、ホイールの外縁部分に貼る「リムステッカー」は特に人気の高いものの一つです。走行の邪魔にならない場所に貼り付ければ、より個性的なバイクに仕上げられるでしょう。

ミラー

ミラーの交換も、初心者が取り組みやすいバイクのカスタマイズです。バイクのミラーはさまざまなメーカーから発売されており、その種類もさまざまです。

例えば、多方向に柔軟に動かせる可倒式ミラーやハンドルの末端部分に設置するバーエンドミラー、ウィンカー機能が付いたウィンカー付きミラーなどがあります。そのほかにも、スクエアタイプやオーバルタイプ、ポリゴンタイプなど、ミラー部分の形状が異なるタイプのアイテムも多数販売されています。

ミラーをカスタムする場合は、交換するミラーが保安基準を満たしているかをチェックしてから行なうようにしましょう。なお、保安基準については後述します。

電装類

電装類は、取り付け作業が比較的簡単かつ手頃な費用でカスタムできます。手軽で費用もあまりかかりませんが、見た目の変化が大きいため初心者にも向いているカスタマイズです。

電装類のカスタムでは、ヘッドライトやウィンカーライト、テールライトなどを交換します。少し古いバイクでは、黄色系統のものが多いヘッドライトを、白色系のHIDや近年主流となっているLEDに変えるのが、定番のカスタマイズです。

ライトの色を変更することで、スタイリッシュでクールな印象に変わるため、人気があります。また、LEDに変えることでより明るさが向上し、夜道の走行もしやすくなるといった点もメリットです。

マフラー

マフラーは、バイクのなかでも特に目立つパーツのため、カスタムによって見た目を大きく変化させることが可能です。また、バイクが発する音の変化や、走行時のスピードの向上なども期待できます。

例えば、チタンやカーボンで作られた社外マフラーに交換することで、パーツが軽量化されるため、スピード向上を目指せるでしょう。また、マフラーのメーカーごとにバイクの音は変化するため、事前に動画などで音をチェックしておくことをおすすめします。

ただし、「マフラーは純正パーツのままでいい」と考えている方は、無理に変える必要はないため、自身の希望に合わせて検討してみてください。

フェンダー

バイクのカスタマイズの一つに、リアの「フェンダーレス」というものがあります。リアフェンダーとはバイクの後部にある泥除け用の板のことで、この部分を取り外すカスタムがフェンダーレスです。

フェンダーを取り外すと、バイクの外観を全体的にすっきりした印象に変えられます。また、フェンダーレス用のカスタムキットも販売されているため、初心者でも取り組みやすいでしょう。

フェンダーレスはバイクのカスタムのなかでも定番とされているため、カスタム内容に迷った際は検討してみてください。

グリップ

ハンドルのグリップ交換は、バイクのカスタムのなかでも特にリーズナブルに挑戦できます。交換方法も手軽で自身で行なうことが可能なため、「まずは簡単なパーツ交換からしてみたい」と考えている方におすすめです。

また、グリップを交換することで、見た目の変化に加え、運転時の手の負担軽減や握りやすさの向上も期待できます。

ただし、グリップはサイズが異なるものは取り付けられないため、見た目や機能性の高さだけでなく、バイクのハンドル径を踏まえ、自身のバイクに適したサイズかどうかを確認しておきましょう。

ブレーキレバー・クラッチレバー

ブレーキレバーやクラッチレバーは、グリップと同じくハンドルに関係するパーツです。これらのハンドルレバーもさまざまな社外パーツが販売されており、パーツ交換によって見た目の変化や操作性の向上が期待できます。

例えば、ハンドル部分の操作性を向上させたい場合は、握りやすさが特徴の「ショートタイプ」と呼ばれるレバーに変更するとよいでしょう。見た目を変化させたい場合は、ブレーキレバーとクラッチレバー、グリップの色をそろえることで統一感を演出できるため、バイクをおしゃれに仕上げたい方におすすめです。

スマートフォン関連

バイクにスマートフォンを装着できるホルダーを取り付けることも、手軽かつ比較的安価にできるカスタマイズです。

ホルダーによってバイクにスマートフォンを固定できれば、バッグやポケットから何度も出し入れする必要はありません。また、バイクの停車中にそのまま画面操作ができるため、時刻や目的地の確認もしやすいでしょう。さらに、ナビアプリを使えば走行時の道順確認が可能になるため、ツーリング時の利便性も高められます。

ホルダーには、固定タイプやスマートフォン一体型、充電機能付きなどさまざまな種類があるため、自身の好みや使用目的に合わせて選ぶことが大切です。

バイク初心者がカスタムする際の注意点

最後に、バイク初心者がカスタムを実施する際の注意点を解説します。

違法改造にならないように注意する

バイクをカスタムする際は、「保安基準」を遵守しなければなりません。バイクの場合は、排気音や排気ガス量を基準内に収めるのに加えて、ミラーの位置やヘッドライトの色温度などにも注意が必要です。

また、上記以外にもバイクのパーツには、それぞれ保安基準が定められています。例えば、ナンバープレートや反射板、シートやタイヤ、警報器の音量やメーターなどです。

基準を守れていない場合は、不正改造または違法改造とみなされる恐れがあります。カスタムが各パーツの保安基準を超え、違法改造とみなされた場合には6ヵ月以下の懲役、もしくは30万円以下が科せられる可能性もあるため、注意してください。

カスタムの内容によっては保険会社の対応が変わるケースがある

カスタム済みのバイクであっても、カスタム内容が「合法の範囲内」であれば保険に加入できるケースが多いといえます。合法の範囲内とは、前述のバイクの保安基準をクリアしていて、車検に適合するものと定義付けされるのが一般的です。この場合、車検証に改造バイクであることを示す「改」と記載されます。

ただし、合法のカスタムバイク(改造バイク)の場合でも、原則として保険会社にカスタム内容やカスタム箇所を報告しなければなりません。必要であるにもかかわらず報告を怠った場合は、事故を起こしたときに補償が受けられない可能性もあるため注意してください。

また、カスタムバイクへの対応は保険会社によって異なります。「別の保険会社では契約できても、検討している保険会社では契約できない」といったこともあるため、保険の契約やカスタムを実施する際は、事前に保険会社に相談しておきましょう。

まとめ

バイクのカスタムは、初心者でも行なうことが可能です。決められた手順などは特になく、カスタムする箇所も自由に選べるため、自身のイメージする完成像や予算に合わせて挑戦してみるとよいでしょう。

バイクのカスタムで不明な点がある場合は、バイクショップやカスタムショップに依頼したり相談したりするのもおすすめです。バイクに関する有益なアドバイスを受けながら、作業を進められる可能性があります。

また、バイクのカスタムを行なう際は保安基準を遵守しつつ、あらかじめ保険会社にカスタム内容などを相談・報告しながら進めるようにしましょう。

本記事は、2023年9月23日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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